表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

33/60

エリカとの情事

地竜の雄を無事に退治したので、それを収納魔法で片してから帰路に着きます。


窓から部屋に戻るとそのままベッドに潜り込みます。


エリカさんはぐっすりと寝ていますので起こさないように……スペースは十分にありますからね。


サキュバスになってから寝る必要性は無くなっているのですが、こればっかりは人間をやっていた頃の癖なのでしょう。


こうして眠りについたのですが、隣で寝ていたエリカさんが起きた気配を感じて私も目を覚まします。


お互いに横向きに、向かい合うような形で寝ていた為にバッチリと目が合いましたね。


最初は何やら焦った顔をしていたエリカさんですが、暫くしてから1人で合点がいったというような顔に変わりました。


「なるほどなるほど、つまりこれはさっきの夢の続きというわけですね」


「夢…‥ですか?」


「ええ、さっきも夢の中にアロエさんが出てきていたのですが、目覚めているようでまだ夢の中にいるのでしょう」


目が覚めたと思ったのにまだ夢の中にいたというのは経験があるので分かりますね。


私が共感していると、えりかさんの瞳が熱を帯びてきているのを感じました。


「あの……さっきの続きをお願いしてもいいでしょうか?」


「さっきの続き?」


「ああ、夢の中とはいえ繋がっているわけでは無いのですね……あの、こういう事です」


そう言ってエリカさんの顔が私に近づいてきて、唇を塞がれました。


それだけに留まらず、彼女の舌が私の口の中に侵入してきます。


……そう言えば私、元男なのに男性経験ばかり増やして女性経験は皆無でしたね。


折角の向こうからのお誘いなのでこちらも乗っかることにしましょう。


エリカさんと情熱的に舌を絡め合わせた後、私は彼女の肩を掴んで仰向けに転がしました。


「こうなったからには容赦はしませんからね」


「ええ、遠慮なく来てください」


こうしてまだ日が出てき始めた頃の時間、私とエリカさんの熱い戦いが始まったのでした。


そして、お互いに気の済むまで貪り合い……後半はもう勘弁してというエリカさんを責め続けていた気もしますが。


お互いに満足したところで、色々な液が付いた身体やらシーツやらに洗浄魔法をかけます。


ついでに体力を消費して息も絶え絶えなエリカさんに回復魔法をかけて体調を整えておきました。


「どうですか、身体は楽になりましたか?」


「え、ええ……おかげさまで。

それよりも申し訳ありません!

私、寝ぼけてて……まさかこんな事をしでかしてしまうなんて」


実は情事の最中にこれは夢ではないと気付いたのですが、その頃にお互いにその気になっていたので止まりませんでしたからね。


「私の方も分かっていて乗っかったのですから気にしないでください。

それにエリカさんの可愛いところが知れたので大満足ですよ」


「も、もう、かわからないでくださいよ……お姉様」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ