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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

悪役令嬢の前世のお話

作者: 厨二の人間

 今は金曜日の朝。明日は休みだ。学生なら本来はうれしいはずだ。でも私は違う。

そんなことを思いながら重い脚を動かしリビングに向かう。

親は……いないか。私の親は共働きで朝早くに出勤し夜遅くに帰ってくる。

そのおかげでとても裕福な生活ができている。

そう、つまり私は金持ちの娘だ。

でも私はそれより家族で一緒にいるほうが好きなのだ。

私の唯一仲良く話せる人なのに……。


 あれから私は学校に行く準備をし朝ご飯を食べ学校に向かった。

今日は雨で傘をささなければいけない。私にとっては顔を隠せるので好都合。

そんな風に思いながらゆっくりと学校へ向かった。


 学校につき私は席に着き読書をしていた。

席は真ん中のほうで右隣には私の家族以外で話せる……いやとても仲の良い彼氏だ。

彼は優しくクラスの中心にいるような人だ。

私なんかに似合わないようなハイスペックな人。

左隣にはクラスの支配しているといってもいいくらいの恵まれた人だ。

私も同じくらい恵まれているが一つ違うものがある。

それは彼氏だ。

彼氏はイケメンでめっちゃモテる。おそらく学校で一番だろう。

そんな彼が私についているのが許せないらしい。


そんなわけで私は毎日いじめられる。

彼がいるときはいつも媚びを売ってくるがいないときは集団でいじめてくる。

反撃すると別の誰かが私を殴ったり蹴ったり。

最近はあきらめて防戦一方だ。


 私は学校が終わり家に帰ろうとして学校を出た。

すると

「こっち来いよ」

と私をいじめるいつもいじめるリーダー格が呼んだ。

今日は彼が「用事があるから先帰っといて」といったので今日は一人だ。

私は静かに彼女たちのほうへ向かった


そんなとき一瞬彼の姿が見えた。

彼は女の友人と話していた。

ああ、彼もか……。

……

………。

私はその場に倒れこんだ。

そんな時私は思いっきり蹴られた。


バッグを引っ張られ私の手から彼女の手に移っていった。

その中には彼からのプレゼントや教科書などが入っていた。


 彼女は彼からのプレゼントを見て思いっきり地面に投げ思いっきり足で踏んだ。

粉々だ……。

私は彼に見放された。

だから壊されても悲しくないはずなのに……。

またひとつふたつとモノが壊れていく。

涙が出ない。

多分涙が出すぎたのだろう。


私は彼からのプレゼントを壊された怒りに耐えられず殴りかかった。

でもそんな反撃はあっさりとなりにいた男の生徒にバットで思いっきり殴られた。


 なぜ私はこんな行動をしたのだろう?

裏切られたのに……。




………………。












……。

 そっか私友達がいないから彼に依存してたんだ。

家族とは話せないから彼と話していた。

私の中で本当の心の支えになる人は彼だけだったのに……。


だんだん意識が薄れていく。

ああ。なんか視界が狭まってきた。視界がぼんやりする。

バットで殴られたからだろう。

私は目をつむった。

すると前に家族がいた。




「もっと"、話じたかったよぉぉぅ……。」

泣いているのだろう。

そして私の見ているのは走馬灯。


本当の心の支えは家族だったんだ……。


私の何がいけなかったの…………。



そして過度な、行き過ぎたいじめにより一人の命がなくなった。




本編は https://ncode.syosetu.com/n2625hz/ です。

もし気に入っていただけたら本編も読んでいただけると嬉しいです。

ちなみに本編は悪役令嬢系の小説です

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― 新着の感想 ―
[良い点] 最後が悲しすぎるけど、残酷さを伝えるのが上手ですね
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