表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
冴えない底辺アラフォーの俺は、お隣さんの母娘に愛される  作者: イズミント


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

72/87

第72話 紗友里さん母娘の誕生日 ④

今回も短めです。

「これは……、プリンターですか!?」


「ええ。 一応、春日井君一家にも相談して決めた品です」


 包装を剥がし、その中身を見て紗友里さんが驚く。

 まさか、プリンターをプレゼントされるとは思わなかったのだろう。


「嬉しいです。 丁度、プリンターが今朝に故障して買い替えようかと思ってたんです」


(今朝に故障してたのか……)


 どうも今朝には、古いプリンターが故障していたようで、買い替えないとと思ってたらしい。

 誕生日パーティーが終わった翌日に買いに行こうと考えていたのだが、俺からのプレゼントでその手間は省かれた。


「あと、紗友里さんにこれを……」


「あら、こっちは……。 ペンダントですね。 可愛いです」


「冬さんからも貰ったのとは別枠ですが……」


「それでも嬉しいですよ。 プリンター共々、ありがとうございます」


 何はともあれ、紗友里さんの嬉しそうな笑顔を見れただけでもよしとしよう。

 さて、次は奈々ちゃんと佐奈ちゃんだな。


「奈々ちゃんと佐奈ちゃんにもプレゼントを渡すよ」


「ななとさなにもー?」


「うん。 これだよ」


「「わー♪」」


 奈々ちゃんと佐奈ちゃんへの誕生日プレゼントは、ぬいぐるみと新たなお絵かきボードと積み木だ。

 この双子は、滅多に喧嘩はしないので、ぬいぐるみについてはリボンで判別するようにしている。


「「うさパパー、あけてー!」」


「よーし、開けるからねー」


「ふふ、二人とも楽しみでしょうがないようね」


 さて、楽しみなのか奈々ちゃん達が開けて欲しいとせがんできたのだ。

 当然、それに応えるように包装を剥がしていく。


「わー、くまさんのぬいぐるみだー♪」


「かわいいー♪ ぎゅってしていいー?」


「ああ、いいよ」


 奈々ちゃん達よりはやや小さめの、それでも普段よりは大きめのくまのぬいぐるみを早速抱きしめる。

 ぬいぐるみだけでもここまで喜んでくれるとは、プレゼントした甲斐があったな。


「えへへー、もふもふだー」


「きもちいー」


「さて、二人にはこれもプレゼントするよー」


「あー、おえかきボードとつみきだー」


「やったー♪」


 ぬいぐるみに抱きついている二人に、次は積み木とお絵かきボードを差し出す。

 新たな玩具を貰った奈々ちゃんと佐奈ちゃんは、さらに嬉しそうにしている。

 この天使の笑顔は、紗友里さんに似てるよなぁ。


「「うさパパ、ありがとー♪」」


「よかったわね、奈々、佐奈。 うさパパからプレゼント貰えて」


「「うんっ♪」」


 紗友里さんも娘が素敵な誕生日プレゼントを貰えた事で、自分のように嬉しそうだ。

 やっぱり、前の夫の反動なんだろう。


「それじゃあ、次は私達ね」


 この後、達也と朱里からのプレゼントと川崎からのプレゼントが渡された。

 何だかんだで、実用性のある品物を貰い、紗友里さん母娘は嬉しそうだった。

 

 そして、少しの雑談と触れ合いを経て、今日の誕生日パーティーは無事に終わることができたようだ。


 なお、俺はこの後紗友里さんと奈々ちゃんと佐奈ちゃんとで一緒に寝たのだ。

 クリスマスイブ以降、四人で一緒に寝る機会が多くなったのも、大きいかな?

 まだ、奈々ちゃんと佐奈ちゃんは甘えたい歳ごろなんだし。


 そう考えながら、俺は奈々ちゃんと佐奈ちゃんの寝顔を見ながら眠りについた。


現在は不定期更新中です。


よろしければ、広告の下の評価(【☆☆☆☆☆】のところ)に星を付けるか、ブックマークをお願いします。


作者のモチベーションの維持に繋がります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ