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冴えない底辺アラフォーの俺は、お隣さんの母娘に愛される  作者: イズミント


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第57話 保育参観②

今回も短いです。

本当にすみません。

「では、最初は新聞紙じゃんけんを始めましょうか」


 三歳児のエリアにいる園長先生から最初の遊戯を言い渡される。

 これは、一枚の新聞紙を敷いてその上に座り、先生ならびに保育士さんとジャンケンをして負けた者の新聞紙を縮小し、座れなくなったら終わりというもの。

 俺は奈々ちゃんと一緒になり、紗友里さんは佐奈ちゃんと一緒になって新聞紙ジャンケンで遊ぶ。


「では、いきますよー。 じゃーんけーん……」


 なお、ジャンケンは子供たちと保育士さんがやることになっている。

 俺や紗友里さんなどの保護者は、その様子を見届ける役割だ。


「パー!」


 保育士さんは、パーを出しており、奈々ちゃんと佐奈ちゃんはチョキを出していた。


「やったー! かったー!!」


「ママー、うさパパー、かったよー!」


「ふふ、さすがね」


「ああ。 この調子で勝ち続けよう。 負けたら段々座れなくなるからね」


「「わかったー♪」」


 最初のジャンケンに勝って喜ぶ奈々ちゃんと佐奈ちゃんの頭を撫でながら、俺と紗友里さんは二人を褒める。

 一方で、一部の親子は新聞紙を折り曲げて狭くなっているようだ。

 折りたたまれた新聞紙を見た限りだと、大方3回以上負けると真の敗北になりそうだ。


「さぁ、次いきますよー。 じゃーんけーん……」


 そんな中で保育士さんが二回目のじゃんけんを始めた。

 保育士さんがどっちを出すか、そして奈々ちゃんと佐奈ちゃんがどう出るかを見守る。


「チョキ!」


 保育士さんはチョキを、奈々ちゃんはグーを出し、佐奈ちゃんはチョキを出した。


「あー、数人あいこだね。 数人い向けていくよー。 あーいこーで……」


 奈々ちゃんはジャンケンに勝ったが、佐奈ちゃんがあいこだったので仕切り直しだ。

 チョキを出していた子も他にいたので、その数人の子と仕切り直しを行っている。


「パー!」


 保育士さんは、再度パーを出す。

 佐奈ちゃんはチョキを出したが、他の子はグーを出したみたいだ。


「なんとかかてたー!」


「よかったな、佐奈ちゃん。 狭められずに済んだぞー」


「ほんとだよー」


 何だかんだで奈々ちゃんと佐奈ちゃんも楽しそうだ。

 とはいえ、三歳児の遊戯には色々あるようで、涙目になっている子もいるようだ。

 そこは流石に保育士さんは見逃さず、フォローを入れているみたいだ。


「泣きそうな子もいるみたいですが、概ね楽しそうですね。 奈々と佐奈も楽しそうですし」


「そうですね」


「特に今回は京也さんと一緒ですからね。 私も奈々も佐奈も楽しいですよ」


「そう言われると照れますね」


 時折、紗友里さんからドキッとするような発言が入るので、心臓がどきどきしてしまうな。

 まぁ、奈々ちゃんと佐奈ちゃんもこの保育参観で楽しめているので安心だろう。

 俺と出会う前は、参加できなかったのだと予想できるからな……。


 そんな事を考えながらも、この遊戯は順調に進み、最終的に奈々ちゃんと佐奈ちゃんは一回負けただけで済んだようだ。

 一部の家族が座れなくなった時点で、新聞紙ジャンケンを終えるようだ。


「さて、ここで新聞紙ジャンケンをおしまいにしますねー。 勝ち残った親子さん、おめでとうございますー」


 再度園長先生が、スピーチを行うようだ。

 下の子供のエリアのスピーチも既に終わらせたのだろうか?


「では、お次は親子で工作をしましょう」


 ひとしきり遊んだ所で、次は親子で工作をする過程に入った。

 さて、三歳児は何を作るんだろうな。



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