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冴えない底辺アラフォーの俺は、お隣さんの母娘に愛される  作者: イズミント


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第40話 幕間⑤~二人の後輩女子・その3~

今回は幕間です。

後輩女子同士のお話、三度です。

「宇佐美先輩、あれからどう?」


『今は私がいるIT関連部門で動いてるけど、ブランクもあっさり取り戻したよ。 一応、二か月の間は他の部門も研修して試してみると言う決まりがあるけど』


「ああ、高岡商事グループはIT関連だけでなく、エンタメ部門や家電部門などを受け持ってるから」


『そうそう。 エンタメも主にVTuber関連だけどね』


 さて、私こと川崎 唯は、高岡商事グループに働いている友人の桧山 友梨佳ちゃんと話をしていた。

 と言っても、今日はスマホによるビデオ通話なんだけどね。

 私自身が親と彼氏の助けを貰ってるとはいえ、忙しいのは変わりはないし。


 なお、高岡商事の代表取締役は先輩の小学生時代の幼馴染でもあるみたい。

 あと、隣にはその妹さんが運営している【AK出版】という出版会社があるようだ。

 あれも高岡商事グループの会社なのだそうだ。


 で、本題に戻ると宇佐美先輩がその会社に転職してからおよそ一週間くらい。

 友梨佳ちゃんの話によれば、宇佐美先輩はブランクはあったものの、現在はIT関連部門で勘を取り戻したそうだ。

 ただ、高岡商事は入って暫くはいくつかの部門を経験させるようなのだ。

 これは、その会社の社風で経験者や未経験者問わずそうしているのだとか。


 まぁ、前の会社ではIT関連で一緒に働いていたから、そこで頑張ってくれるとは思うが、もしかしたらエンタメ部門に行くかもしれないね。

 裏方としても頑張っていたから。


『そうそう、宇佐美先輩のWEB小説、書籍化するみたいだよ』


「え!? マジで!?」


『マジ。 宇佐美先輩本人が言ってたし。 私もこっそり読んでたあの作品なんだよ』


「あ、もしかしてイラストレーターのシングルマザーの人がファンアートを描いてた……」


 そして、友梨佳ちゃんから趣味でやっていたという宇佐美先輩のWEB小説が書籍化するようだ。

 作品名を教えてもらったところ、紗友里さんがファンアートを描いてたあの作品だったことを思い出したのだ。

 確かに、あの作品は常にランキング上位になってたし、面白いからいつかはと思ってたけどね。


『最初だから、隣のAK出版で出す予定みたい。 発売日とかは追ってお知らせするって』


「そうなると、隣の出版会社には作者として顔を出すってことなんだよね?」


『そうなるよ。 これも宇佐美先輩が言ってたし。 発売されたら、サインもらおうかなー?』


「何考えてるの……」


 どうも友梨佳ちゃんは、宇佐美先輩のWEB小説を好んでおり、サインを貰う予定だとか……。

 行動力はすごいんだよね、彼女は。


「そういえば、もうすぐバレンタインだけど……、宇佐美先輩にとっては別の意味でもあるんだよね」


『あー、先輩の誕生日……、丁度バレンタインの日だもんね』


 話は変わり、今度はバレンタインの話になる。

 だが、同時に宇佐美先輩の誕生日でもあるのだ。


「バレンタインが先輩の誕生日なのは、紗友里さんには教えていないんだよねー」


『教えてあげた方がいいね。 何も知らなのは流石に不味いと思うし。 社長が教えてくれているとは思いたいけど……』


「そうだね。 奈々ちゃんと佐奈ちゃんも先輩の誕生日をお祝いしたいって言ってたし」


 まだ紗友里さんには、宇佐美先輩の誕生日がバレンタインの日だというのは教えていない。

 奈々ちゃんと佐奈ちゃんの為にも早めに教えてあげた方がいいだろうね。


『後は、私達が彼氏にどんなチョコを渡すかだね。 本命を渡すわけだし』


「あー、そうだねー。 どうしようか……」


 また、私と友梨佳ちゃんが彼氏にどんな本命チョコを渡すかを話し合った。

 幸い友梨佳ちゃんは仕事終わりの後だったのが救いだな。

 なかなかに長電話だったし……。


 反省しないと。



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