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冴えない底辺アラフォーの俺は、お隣さんの母娘に愛される  作者: イズミント


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第23話 朝の一時

「「うさおじちゃん、おはよー♪」」


「宇佐美さん、おはようございます」


「高岡さん、おはようございます。 奈々ちゃんと佐奈ちゃんもおはよう」


 クリスマスイブの朝。

 俺は、紗友里さん母娘が入居している305号室に向かう。

 事前にメールで連絡したので、紗友里さん達は出迎える準備は万端だった。

 奈々ちゃんと佐奈ちゃんは、笑顔で俺の足に抱きついて来たので、頭を撫でながら紗友里さんにも挨拶をする。


「昨日から三連休なんですね。 宇佐美さんは」


「オーナーが取り計らってくれたみたいで……、何せ今日はクリスマスイブですし」


「まぁ、そうなんですね。 今日の夜、宇佐美さんと過ごせるのですね」


「その通りですね。 奈々ちゃんと佐奈ちゃんとも遊べますし」


「「わーい♪ うさおじちゃんとあそべるー♪」」


 紗友里さんもメールの内容で俺が三連休なのを知っていた。

 オーナーが取り計らってくれたクリスマスの三連休をじっくりと楽しませてもらうとするか。

 奈々ちゃんと佐奈ちゃん、ならびに紗友里さんへのプレゼントもあるしな。


「まずは朝食といきましょうか。 宇佐美さんが来られるという事でより多めに用意しておきました」


「いつもありがとうございます」


「いえいえ。 娘の遊び相手にもなってくれてますし」


 紗友里さんに促されて、ひとまずお邪魔する。

 靴を脱いで、下駄箱に入れてから奈々ちゃんと佐奈ちゃんと一緒に部屋に向かう。

 キッチン近くの部屋には、美味しそうな料理が並べられていた。


 紗友里さんに対面するように俺が座り、俺の両隣には奈々ちゃんと佐奈ちゃんが座っている。


「娘もすっかり宇佐美さんがお気に入りですね」


「でも、満更でもないですよ。 懐かれるのは素直に嬉しいですし」


「ふふ。 それじゃあ、食べましょうか」


「はい。 いただきます」


「「いただきまーす!」」


 せっかく作った料理を冷ますわけにはいかないので、みんなでいただきますの挨拶をした後で紗友里さんの料理を食べた。


◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇


「うさおじちゃん、つぎはおえかきしよー」


「おえかきー」


「あはは、仕方ないな。 お絵かきしようか」


「「やったー♪」」


 朝食の後、俺は奈々ちゃんと佐奈ちゃんと一緒に絵本を読んだり、積み木で遊んだりしていた。

 次に奈々ちゃん達がお絵かきをしようと言ってきたのだ。

 俺の絵心は相変わらずだが、二人の頼みには断れないので一緒にお絵かきをする。


「あら、今度はお絵かきですか?」


「ええ、奈々ちゃん達にお願いされて」


「本当に娘は私の仕事に影響されて、お絵かきが好きになっちゃったのですね」


 洗い物が終わった紗友里さんがこっちに来た。

 やっぱり奈々ちゃん達が、紗友里さんの仕事の影響でお絵かきが好きになったんだなと呟いていた。


「そういや、イラストレーターの仕事は休みですか?」


「はい。 今日から年始までお休みさせていただいてるんです。 保育園も基本的に冬休みですし」


「なるほど……」


 やはり紗友里さんもイラストレーターの仕事は今日から年始までは休みにしている。

 奈々ちゃん達を預けている保育園は、基本的に冬休みらしい。

 余程の事が無い限り、預かってもらえないのだろう。


「うさおじちゃん、かけたよー」


「みてー」


「おっ、二人とも上達してるな? 上手に描けてるよ」


「「わーい♪」」


 紗友里さんと話をしていると、奈々ちゃんと佐奈ちゃんが描いた絵を見せて来た。

 何というか、紗友里さんの遺伝なのか徐々にではあるが上達しているように思える。

 二人の頭を撫でながら褒めると、嬉しそうにしていた。


 何だかんだで今までより充実した日々を送っている俺。

 二人のお昼寝タイムの時に、WEB小説の更新を行い、再度目覚めた二人と遊んで時間を費やした。


 そして、いよいよクリスマスイブの夜を迎える。


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