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冴えない底辺アラフォーの俺は、お隣さんの母娘に愛される  作者: イズミント


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第19話 日曜日の一時

『そうですか。 分かりました。 それで手続きをしますよ』


「悪いな。 忙しいのに。 まぁ、朱里の会社は作者として訪問することになりそうだがな」


『あはは、あの後も朱里はごり押しで書籍化をさせましたからね。 まぁ、ランキングに随時入ってるようですし、かなり読まれてましたからね』


 朝ご飯を食べ、佐奈ちゃんと奈々ちゃんとひとしきり遊んで、二人をお昼寝させた後で、俺は達也に通話で伝えた。

 三か月後に達也の会社で働く事にしたのだ。

 なお、紗友里さんはお昼ご飯を作りに305号室に戻っている。

 俺は寝ている佐奈ちゃんと奈々ちゃんを見守りながら、達也に通話をしているのだ。


 なお、同時に朱里によって俺が更新しているWEB小説が書籍化される流れになったので、朱里の会社には作者として訪れる流れになったのだ。

 達也曰く、俺の作品はランキングに常時入っており、たくさん読まれているらしい。

 そこまで意識はしてなかったなぁ……。


「それで、三か月後はどこの部署に入るのかは決まってるのか?」


『俺の会社は複数の部門があるので、経験者とか未経験者問わずにまず各部門を経験してもらいます。 みんなもそういう経験をして各部門で頑張ってるので』


「なるほど。 意外な適正もあるからか」


『そういう事ですね。 そろそろ姪っ子も目覚めるかもですし、ここらで一旦失礼します』


「ああ、済まないな。 これからもよろしくな」


『ええ、こちらこそ。 では……』


 そう言って俺は達也との通話を終えた。

 そろそろ奈々ちゃんと佐奈ちゃんのお昼寝タイムが終わりそうだからな。

 スマホを机に置き、奈々ちゃんと佐奈ちゃんが目覚めるのを待つ。

 しかし、この子たちの寝顔、可愛いな……。


「んみゅ……」


「お、起きたかな?」


「うん、うさおじちゃん。 ななのそばにいてくれたの?」


 眠気眼で起き上がる幼い二人。

 仕草がやっぱり可愛い。

 達也と朱里が姪っ子バカになるのも仕方がないか。


「ママは?」


「今、ご飯を作りに戻ってるよ。 それまでお顔を洗ったらおじちゃんと遊ぼうか」


「「うん」」


 そう言いながら二人を洗面所に連れて行き、顔を洗う。

 土台を用意し、落ちないように傍に居ながら。


「うさおじちゃん、おかおをあらったらえほんよんでー」


「ああ、いいよ。 お母さんがこっちに来るまでだけど」


「おひるだもんねー」


 佐奈ちゃんが顔を洗ったら絵本を読んで欲しいと言ってきたので、紗友里さんが戻ってくるまで読むことに決めた。

 もうすぐ昼食の時間だしな。


 さて、二人の顔を洗ったので、部屋で一緒に絵本を読む。

 まだ、絵本には読み慣れてないのだが、奈々ちゃんと佐奈ちゃんは俺と一緒に居るのが楽しいようだ。


「宇佐美さん、戻りましたよー」


「ああ、昼食が出来たんですね」


「ええ、奈々と佐奈もお目覚めだったのですね」


「はい。 絵本を読んでました。 さ、お母さんも戻って来たし、お昼にしようか」


「わーい♪」


「おひるー♪」


「あらあら、奈々も佐奈も待ちわびてたのね」


 絵本を読んでいる所で、紗友里さんが戻って来た。

 紙袋の中には、今日のお昼ご飯が詰まっているようだ。

 奈々ちゃんと佐奈ちゃんも、お腹が空いたのかお昼を楽しみにしていたようだ。


「そういえば、兄の会社に入るみたいですね」


「三か月後に……ですが。 そうすれば、WEB小説も更新できますし、奈々ちゃんと佐奈ちゃんとも遊べる日も増えますよ」


「そうですか。 なら、三か月の辛抱ですね」


「そうなります。 高岡さんに感謝です」


「ふふ、どういたしまして。 後で、兄と姉の関連性を聞いても?」


「構いません。 隠す事もない事ですし」


 昼ご飯を食べてからになるが、俺と達也と朱里の関係も紗友里さんに話した方がいいな。

 実際に彼女のおかげで達也と朱里に再会し、三か月後ではあるが、達也の会社に転職することになったのだし。

 

 ともかく佐奈ちゃんと奈々ちゃんがお絵かきする時に見守りながら話すのがいいかな?


 そう思いながら、俺は紗友里さんが作った美味しい昼食を食べていた。

 その間、佐奈ちゃんと奈々ちゃんから『あーん』されたがね。


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