表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔王の元から助け出されたら、今度は勇者様に閉じ込められました。ダンジョンに。  作者: リィズ・ブランディシュカ


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

29/35

第28話 優しい魔王様



 数日後。何だかんだあった私は魔王城の庇護下に入っていました。


 けど、面倒を増やしたという事でよく愚痴をこぼされています。


「書類がたまっているのに」とか。


「魔物の世話が残っているのに」とか。


 部下の人たちからは目につかない場所で、隠れてそれらの雑事をこなしているようです。


 魔王様によると「残忍な魔王像をとりつくろわねば、モンスターはついてこんのだ」という事らしいです。


 けれどそのイメージのせいで、統制の取れないモンスターが魔王に喜んでもらおうとして勝手な事を行ってしまうとも言っていました。


 本当は、後に引けなくなっただけで、魔王様も人間と争いたくなかったのかもしれません。


 そんな魔王様は「また勇者か」と、私を奪還しようとしてくるアルト様を毎回撃退してくれます。


 どうしてか分からないですけど、今の勇者様は弱体化しているらしいので、追い出すのは片手間にできるらしいです。

 それでも面倒は面倒らしいので、お世話になっている身として毎回愚痴に付き合うしかありません。


 私は小さくなって「すみません」と謝るしかない状態です。


「ふん、別にお前の為にやったわけではない。勇者達は倒すつもりだったからな、肩慣らしにちょっかいをかけられる事くらいなんて事ない」

「ありがとうございます」

「だから、お前のためではないと言っとるだろうが」


 それでも何だかんだ言って、私を守ってくれている魔王様には頭が上がらない。


 何だか勇者様と魔王様のやる事があべこべになっているような気がします。


「不束者ですが、しばらくの間よろしくお願いします魔王様」

「魔王を頼る聖女がどこにいる。それと誤解を招くような言い方をするな」



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ