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肌荒れ  作者: 相馬
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思いもしなかった

金曜日のPM11:00、鍵をかけていないドアを開き、足元の散らかった服を押しのけベットまでの道を作った。


「このままじゃ良くないよな。」


ベットにつけば毎日のように一念発起を願い、呟いていた。


齢20代半ば、積み重なった過去の失敗と身体的なコンプレックスが自分をネガティブな方向に持っていく。


どうせ無理だろう、がよぎり毎度頑張ろうにも頑張れない自分の癖に、仕事や趣味が上手くいかず、恋愛なんて雲の上な状態が苦痛で仕方がなかった。


春も終わり少しずつ夏らしい熱気が部屋を包み、寝苦しい季節になるも、それどころじゃないくらい猛烈な睡魔が自分を襲う。


寝ようとケータイを充電器につけた時に、仲の良いゲーム仲間からメッセージが届いてあることに気づいた。


『結婚すんだけどくる?』


メッセージを見て、身近な人間が大人になって新しいステージに上がる姿を目の当たりにし、いい加減出来ない自分でいることを辞めることを決心した。

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