コース紹介も兼ねて―初参加の様子―
今回で3回目の参加となります地元のマラソン大会。ここではコースを紹介しながらその時の様子を振り返ってみようと思います。の1回目。初参加の巻なのでありますが、場所は西側が海。大会は11月でありますので、そろそろ北西の季節風が気になる頃となります。
良い感じに冬型の晴れ間の日に走りますと西や北に針路をとることになります1.2キロから2.8キロ。6キロから7.2キロ。そして最後の1.2キロが向かい風の影響を受けることになります。
走るにあたりまして、もう1つ気になりますのがアップダウン。こちらは0.5キロから1.2キロが下り気味。2キロ前後が上り。8キロ前後が下りに最後の8.8キロから9.5キロが上り。あとは平たんのコースとなっています。もっとも上り下りの度合いもそれ程キツイものではありません。
大会後の評価を読みますと
『走りやすいコース』
との評価が並んでいます。
そんなコースに初めて挑むことになった私。実際のコースを走りましたり、100m毎に距離の看板が設置されています国道1号線などを利用しましてタイムをとりましたところ
(……45分ないし50分までにはゴールすることが出来るかな?)
でありましたので当日私は『限りなく50分に近い45分のゾーン』に並ぶことにしました。
地元コミュニティFM局で活躍されていますかたのトークを楽しみながらスタート。順調に最初のカーブを曲がったところで
(……渋滞……。)
スタート地点は2車線分確保されているのでありますが、曲がってからは1車線。
と言うことは、それだけ人の密度が濃くなるわけでありまして、自ずとスピードも……。
幸い車線減少の影響をモロに受ける場所に陣取っていなかったため走るスペースが無くなる事態には陥らずに済んだのではありましたが。
(……前に居る人たちは本当に45分で走り切る力があるんだよね……。)
と言う人が明らかに前に居るんだろうな……。
(……こんなにサイドステップを踏んだのはいつ以来だろうか……。)
と渋滞の隙間を縫いながら前へ進み1キロを通過。手元の時計を見ましたところ
(……これでも5分ジャストなんだ……。)
『最初の1キロはゆっくり目で入ったほうが良い。』
なぜなら
(……レースになると勝手に身体が動いてしまうから……なんだな……。)
(……ならば1キロ過ぎたのだから。)
と気を取り直した私は、前半の上りを利用しペースアップ。更にポジションを上げ、2.8キロを過ぎたところから待ち受けているのが
(……何もないフラットな道。)
練習で走っている時。最も辛いのが
(……特徴の無い道。)
でありまして、そこから折り返しを挟んだ約5キロ近い道のりが
(……本当に楽しみの無いエリアなのでありますが。)
レース当日になりますと、テンションがハイになっていることも影響しましてか。オーバーペースになっている。こう言う時、リズムを整えるのに重宝するのが
(……何もないフラットな道。)
であります。加えて、練習とレースとの間で最も異なることがあります。それは
(……人が居る。)
しかもその日はゆっくり目で入ったこともありましてか
(私が走る前後で最も速く走ることが出来るのは私。)
ひたすら前を走る選手を拾い。追いすがる選手を置き去りにすれば良い。気分よく4キロ地点を迎えたところに登場するのが
『折り返して来た先頭集団』
ここから折り返しまでは、既に折り返して来た選手たちを。自分が折り返してからはこれから折り返しを迎える選手を観察しながら走ることになります。
5.5キロ地点に給水所。ひたすら栄養ドリンクを補給し続ける
(たぶん先頭集団について行ったけれども……)
の選手を横目に6キロを通過。
(そこから1.2キロの道のりはひたすら我慢……。)
フラットではあるけれども向かい風。加えてゴールまではまだ距離が残っているためペースを上げるにはまだ早い。ここは今のリズムを守りつつ残り2.8キロの地点。カーブを曲がりますと
『追い風の下り坂』
さあここからペースを上げるぞ。と横をチラッと見ましたところ、案内には比較的簡単に飛ばすことの出来るラジコンヘリを使って空から撮影します。と紹介されていたのでありましたが、大会の少し前に別の地域のお祭りで人の上に墜落してしまい、当日飛ばすことが出来なくなったヘリを手に持ち撮影をしているかたを発見。更に元気をもらった私。下り坂を走って行きましたところ……前から猛然とした勢いで向かって来る集団に遭遇。
(……5キロの選手たちだ。)
10キロ部がスタートしてから30分経過して始まるのが5キロの部。5キロの選手で速いかたとなりますと15分前後でゴールすることになります。と言うことは
(……45分を切らないと5キロ選手に追い抜かれることに……。)
でも
(……自分のペースは守らないと……。)
と坂を下りまして残り1.2キロ。そこからは上り基調の道。少しして残り1キロの看板。改めて時計を見ましたところ
『38分』
で。私が走る時心掛けていることがあります。それは何かと言いますと
『あくまで基準はキロ6分』
今からジョグに切り替えたとしても1キロ6分でカバーすることが出来るので、例えば折り返しの5キロを23分で通過した場合。残り5キロ×6分=30分+23分だからゴールタイムは53分になる。
それがキロを重ねるに従い予想ゴールタイムが速くなっていく。縮まっていく予想ゴールタイムに気分よく走ることが出来るのであります。
で迎えた9キロ通過時点のタイムが38分。残り1キロを6分でカバーした時のゴールタイムは
『44分』
最初に並んだ限りになく50分に近い45分のエリアでスタートしたことを思えば望外の結果が出ることがわかった私は、
(……ここからラストスパートを掛けるぞ。)
と意気込みギアを挙げた結果。ゴールタイムは
(……限りになく44分に近い43分台……。)
練習時のタイムを考えれば文句なしの結果が出たのではありましたが
(走る時に力んではいけない……。)
ことを学んだ初参加の大会でありました。