星よきいてくれ

　猶予は終わった。これは人類存亡をかけた、最初で最期の『神々との戦』にいたる最前線での記録である。
　二十一の海と海とを繋ぐ『飛鯨船』が、この世に登場して500余年。
　世界の端、魔界とも呼ばれる世界の最下層。辺境の小国フェルヴィン皇国にて、末皇子アルヴィンは死霊を従える魔術師に頭蓋骨を盗まれ、狂乱する炎の怪物となって復活した。
　冥府の蓋が開いて世界が混沌へと進むなか、魔法使い・サリヴァンは、奇妙にも船乗りの幼馴染みと異国の地にて再会。城から逃げ延びた皇女と出会い、相棒の魔人ジジとともに、皇子救出へと向かうことになる。
　冥府に落ちていく皇国を舞台に突如として始まったこの試練が、少年魔法使いに与えられた激動の運命のはじまりだった。

　コンセプトは『少年主人公の翻訳もの王道冒険ファンタジーっぽいやつ』。
　愛と絆と哲学。人が死んだり生き返ったり、地面が丸くなかったり、空の上に海と大地があったり、宇宙の法則が違ったりします。あと作者はフィクションにおける欠損フェチです。



《本編で判明している【選ばれしもの】一覧》
『愚者』魔人ジジ
『魔術師』シリウスの巫女
『女教皇』陰王アイリーン
『女帝』皇女ヴェロニカ
『皇帝』？？？
『教皇』フェルヴィン皇帝 グウィン・アトラス
『恋人』■■■■■・■■■■
『戦車』■■■■■
『力』龍人クロシュカ・エラバント・シニア
『隠者』アズマ・シオン
『運命の輪』ヒース・A・クロックフォード
『正義』■■■■■・■■■
『吊るされた男』黄金の人
『死神』■■■■■
『節制』地質学者クロシュカ・エラバント・ジュニア
『悪魔』魔女アリス
『塔』■■■■
『星』灼銅の魔人
『月』■■■■■■
『太陽』■■■■■・■■■■
『審判』魔人白鯨
『宇宙』語り部ミケ

※★があるタイトルは絵あり。たまに★を付け忘れているパターンもあります
※異世界要素は『古代に異世界の技術や物語が流れ込んでいる』程度なので外しました。ご要望ありましたらまた付けます。
※カクヨム、ノベルアップ+、pixiv、ハーメルンにも一部だけ投稿してます。読みやすいサイトでどうぞ。更新や改稿はなろう版が最新で先行です。