登場人物リスト(ネタバレなし簡易版)
※本編は3話から。
本作は、『最強の主人公』や『 かわいいヒロインたち』を求めて読み進めると、読者さんが盛大な肩透かしを食らうと思うので、他作との差別化案としてこんなタイトルになっています。
目指すは古典的な英雄冒険譚。主人公は、下町のチンピラメガネ魔法使いとウジウジした美少年です。
(なおヒロインはちゃんといます)
タイトルの意味が分かるのは、第一部最終話。よければタイトル回収までお付き合いください。
また大小問わず、作品へなんらかのリアクションをいただけると喜びます。
挿絵イラストがあるので、苦手な方は設定ボタンから挿絵機能をオフにするか、カクヨム版をご覧ください。(ほぼ同じ内容です。)
(2024年 4月27日 魔術師のイラスト追加)
(2026年 5月3日 第二部のキャラクターを追加)
(2026年 5月13日 キャラクターイラストを一部差し換え/追加)
◇サリー/サリヴァン・ライト
希代の膨大な魔力を持つ17歳の少年魔法使い。杖工房『銀蛇』の奉公人。
赤毛、ド近視メガネ、低身長。体にピアスが九個空いている主人公。服の下には刺青もあり、地元じゃ喧嘩で負け知らず。
師が与える課題に応え続けて育ち、非常にトラブルに強い。
下町育ちの処世術でチンピラっぽく見せている部分があるが、性根は礼儀正しく純朴。
杖職人としての本領発揮は、二部から。
◇ジジ
サリヴァンと契約している魔人の相棒。性別不詳。
暗色の三角帽子と身の丈にあわないコートを着た、12歳前後の浮浪児風の姿をしている。
多種多様な性能と使いこなす知恵を持つ。おそらく古代から生き残っている『意志ある魔法(魔人)』だが、かんじんの過去の記憶がないため、自分探しが長年のライフワーク。
後ろ暗い過去があるが、いろいろあって足を洗ってサリヴァンの相棒に収まった。
嫌味で陰湿だが、気に入った人間には尽くすタイプ。
◇アルヴィン・アトラス
フェルヴィンの第四皇子。14歳。民に吟われるほど評判の金髪碧眼の美少年。
親ほども年の離れた腹違いの兄姉たちと、自らの語り部魔人ミケに深く愛されて育ったが、父王からの愛情は望むほど得られなかった。
才気ある兄姉たちに比べ、平凡で小柄な自分がコンプレックス。
◇ミケ
生まれながらに『語り部』という役職についている、古代『始祖の魔女』の手によって製造された魔人。主人を溺愛している。
稼働して日が浅く、アルヴィンと同じ14歳。
実直で愛情深いが、未熟。
【主要人物】
◇アイリーン・クロックフォード/陰王
サリヴァンの師匠。魔法の杖の工房『銀蛇』の女主人で、現状唯一の職人。黒髪の男装の麗人。40歳。
ヒースとサリヴァンを育て上げた。
天才肌であり、周囲の人間を過大評価するため、実子であろうとたびたび死地寸前へと追いやることがある。
尊大な人物に見えるが、ただの天然。
◇ヒース・E・クロックフォード
サリヴァンの兄弟子。クロックフォード家の一粒種で、幼馴染。19歳。
いつも作業服姿の小汚い恰好をしているが、その下に親譲りの類まれな美貌を持つ。
若くして自分の船を持ち、航海士兼船乗りとして、海をまたいだ活躍をしている。
紳士的で、わけへだてなく優しいが、サリヴァン相手だと年相応の無邪気さを見せる。
◇アトラス王家
・レイバーン・アトラス
アルヴィンの父。フェルヴィン皇帝。
過去二人の妻がいたが、どちらも死別。最初の妻の死から人が変わったように子供たちと距離をおくようになったため、我が子からの評価は、公私を分けすぎて家庭を顧みない頑固もの。
王としての働きは高く評価されている。
・グウィン・アトラス
アルヴィンの一番上の兄。皇太子。34歳。
強面で、熊のような大男。元軍人だったこともある。大学での専攻は法律。
優しく高潔な思想を持つ。弟妹想いで、忙しい実父のかわりに父親代わりだった。
ヴェロニカ・アトラス
アトラス兄弟の紅一点。アルヴィンの姉。32歳。
才色兼備の大きな(213㎝)美女。
母を幼くして亡くしてからは、弟妹の母親代わりを努めてきた。一家の精神的支柱。
高名な地質学者に師事し、文武両道の才媛と名高い。
ケヴィン・アトラス
アルヴィンの兄。体が弱いが頭がきれる。
現実主義で、神秘や奇跡の概念をあまり信用していない。
皇帝の秘書役をしている。30歳。
いつも厳しい顔をしているが、末っ子のアルヴィンには甘い。
ヒューゴ・アトラス
アルヴィンの兄。四男。アトラス兄弟イチの洒落もの。
芸術に秀でた天才肌で、あけっぴろげで情熱的な性格。語学と社交にも優れ、外交官として外国を飛び回っている。
兄たちの中でもとくに弟に甘いが、親代わりの姉兄にも弱く、年子の兄と父王には反抗的。29歳。
◇ジーン・アトラス
レイバーンの前の皇帝。国の英雄。故人。
美貌をかねそなえた知恵者として知られ、かつて国を疫病から救った。短命だった。
◇コネリウス・アトラス
ジーンの双子の弟。
小柄な兄と違い、非常に大柄で快活な人物。
90歳を超えていまもなお存命だが、双子の兄と王位を争うことを嫌ってフェルヴィンを去ったきり。しかし国内外では、伝記のおかげでいまだに高い人気を誇る。
◇ユリア・アトラス
ジーンとコネリウスの双子の母。フェルヴィン史に名を遺した悪女で、優秀な政治家でもあった。
通称は『偽帝』『大淫婦ユリア』。
宮廷を腐敗させた張本人でありながら人心掌握に優れ、一大を築いたが、最期はあっけなく病死し、奇しくもその死をもって国内に大混乱を巻き起こした。
◇オーガスタス・アトラス
レイバーン・ジーンよりさらに前、約70年前の皇帝。通称『無能王』。
生まれながらに姉ユリアに愛され、皇帝にのし上げられた。
実姉ユリアとの間にジーンとコネリウスを。妃や愛人との間に、レイバーンなどの皇子をもうける。
執務を放棄し、最終的には、ユリアに全権を明け渡して自ら地下へ軟禁された。のちに処刑される。
ヒューゴの語り部・トゥルーズの前代の主人。
◇語り部たち
・ダッチェス
レイバーンの『語り部』。現在稼働中の語り部では最年長。
・ベルリオズ
グウィンの『語り部』。屈強な老紳士の姿をしている。
・ダイアナ
ヴェロニカの『語り部』。華奢で上品な老女の姿をしている。故ジーン・アトラスの『語り部』。
・ルナ
かつてコネリウスの『語り部』だった魔人。王家の証である彼女を失ったために、コネリウスは国を去る。
・マリア
ケヴィンの『語り部』。目元が涼しい黒髪の女性の姿をしている。自己主張の少ない典型的な語り部。
・トゥルーズ
ヒューゴ皇子の『語り部』。
青年の姿をしているが、落ち着きがなく子供っぽい。語り部らしくないおしゃべり。
ヒューゴより前は、無能王オーガスタスの語り部だった。楽器全般がとくい。
◇モニカ・アーレ
皇太子グウィンの婚約者。次期皇后。
有名大学を卒業している才女。『上層の海』出身の外国人。芯が強い。
◇トーマ・ペロー
ヴェロニカ皇女の護衛。外交大臣。
◇コナン・ペロー中尉
ヴェロニカ皇女の護衛。その息子。
◇ドゥ(灰色の魔術師)/イシス/シリウスの巫女
フェルヴィン皇国の王城の襲撃者。宗教的な灰色のローブをまとった魔術師。ローブの下は骸骨。
◇アポリュオン
ドゥ配下の怪物。神話に語られる『奈落の王』。最後の審判の『蝗の軍団』を率いる。
◇黒髪の騎士、赤い鎧の男、青い王
ドゥが呼び出した死者たち。
◇羽根帽子の男
孔雀の羽根飾りがついた帽子の男。屍を操る魔術を使う。
◇吊るされた男/黄金の人
人類の始祖にして最初の死者。冥界から蘇った。
【第二部からの登場人物】
◆ヴァイオレット・ライト
サリヴァンの実妹。
ラブリュス魔術学院特待生。天候学教室預かり。14歳。
たぐいまれな変身魔術の天才で、鷹に変身することができる。
特技はサバイバルの野生児。
◆ミス・グリーン/プリムローズ・グリンヴィア
ラブリュス魔術学院大学部天候学教室の院生。22歳。
ヴァイオレットの親友。
◆エリカ
語り部魔人を製造した魔女。
◆アリス
始祖の魔女。魔法使いの国の首都『アリス』は彼女から取られた。故人。
◆フランク・ライト/ミリアム・ライト
サリヴァンたちの両親。
◆ココ・ピピ
大船団を率いる船乗り。ヒースの親方。ケツルの民。
◆ステラ・アイリス
魔法使いの国では有名なラジオDJ。時にアナウンサー、パフォーマー、ファッションモデル。サリヴァンの師アイリーンの同級生で親友。
◆東シオン
アイリーンの夫。ヒースをそのまま大人の男性にしたような、女性的で端正な美形。
不老不死の体を持つものの、とても怖がり。
◆エドワルド王/陽王
魔法使いの国の国王。
◆クロシュカ・エラバント
占星術師、予言者、冒険家、天文学者。
息子と旅をしている。愛妻家。非常に高齢。
◆クロシュカ・エラバントJr.
地質学者。または冒険家。多重海層世界を多重海層世界と名付けた、とてもえらい学者。
ヴェロニカの学問と格闘技の師であり、元夫。
◆サレンダー
詐欺師。革命家。魔人収集家。
ジジの元持ち主。当時14歳だったサリヴァンに、こてんぱんにされた。




