表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

『夢日記』 (デジタル版)

『夢日記』 (デジタル版) 一頁目

作者: A.N.

夢を見た。


君との恋は既に終わっていた。

そんな君から電話が掛かってきた。

深夜2時くらいだと思う。

俺は何故かベーカリーにいた。

走った。風。

走った。風。

君が駅前で待っていた。

かつて俺が過ごした街。

小さな駅と細い路地。

雨が降っていた。たぶん。

右手で君の左手を握りしめた。

そして俺のアパートに行った。

部屋の間取りは今のマンションに似ていた。

柄にもなく俺はスリッパを用意していた。

煙草の残り香を心配した。

気の利いた音楽でも流せばよかった。

ドライヤーで髪を乾かす君。

後ろからハグ。

君は緑色のセーターを着ていた。

身体に温もりを感じた。

心は冷たさを感じていた。

きっと。


そこで夢は終わる。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ