蒼き空
今と変わらない現代。この科学で構成されたこの世界の他にもう一つ、世界があった。それは魔術と呼ばれる力で構成された世界。名を『魔界』といった。魔力と呼ばれる力を使い、魔術を発動させる。そんなファンタジーの世界がそこには存在していた。その魔界に、神楽“かぐら”と言う女によって連れてこられた少年「水月」“みづき”突然襲い来る敵に戸惑いながらも神楽の力と水月の機転により辛くも逃れるが、彼女は『魔術協会』に彼をそこに連れて行くという。そしてそこで告げられたのは日常との決別の言の葉と誘い。果たして彼の選択は…?───今、運命の歯車はゆっくりと音を立てながらギシリギシリと動き始めた。
序章
2007/12/17 17:09