第五話「驚きの連続」《1》
新キャラ紹介は、
新キャラが二人だけだったので、
今回はカットしました。
「すみません……」
レインが頭を下げた。
「僕には、ファイさんと戦うことは出来ません。そして、ファイさんの敵になることすら出来ません」
これがレインの出した結論だった。
すなわち、シャラジューマから抜ける、そう言っているのだ。
ファイが今まであったことを話す。
もう大丈夫だ。
「いつの間にかいた……」
レインはその言葉に引っかかったらしい。
ファイも気になっている。
何故ここに居るのか。
「サイクスはこの周辺にいた……」
レインが呟く。
何かわかったようだった。
「分かりました!!ファイさん!!」
レインがファイの顔を見る。
「移動魔法『チェンジ』ですよ!」
「そうか!…それなら辻褄が合う」
ファイもようやく分かった。
移動魔法『チェンジ』。
互いに思いが通じあっている者のみ使える。
緊急な魔法で、相手が瀕死の状態の時に、自動的に発動する。
「しかしなんでそんな魔法をかけといたんだ?」
「それは簡単です。自分が消滅するからですよ」
「いやでも、ケイズさん達と戦った時、俺は瀕死になってたぞ!」
「それは……その時はかけていなかったんじゃ……?」
二人は考える。
しばらく黙っていると、微かに声が聞こえた。
イルドの声ではない。
ファイはレインの顔を見る。
レインは頷いた。
通じたらしい。
二人は声のするほうに、気配を消し、かつ素早く移動した。
「……がしてしまった…」
内容が聞こえ始めた。
相手は気配を消してない為、シャラジューマではないだろう。
「あぁ。これで三回目か」
どうやら複数いる。
正確に調べると、5人だった。
二人はその者達のすぐそばで止まり、確認した。
予想通り、あの兵士だった。
服装は私服になっていたが、近くに置いてある赤い鎧を見れば分かる。
「さっきの奴はまだ生きてるな」
「たぶんな」
今喋ったのが五人のリーダーらしい。
イルドから特徴と名前を聞いておいたのだ。
リスター・クロウセス。
赤い髪に、赤い瞳。
短髪で、いかにも義に熱いという目をしている。
五人は丸太に座り、話し合っている。
武器は、そのすぐ横に置いてあった。
「まだこの辺にいるかもしれない」
「あぁ。その時は、絶対逃さねえ」
たぶん、ファイのことについて話しているらしい。
「話がそれたな」
リスターが言う。
「何故今なのか、そして何故連絡が取れないのか」
「やっぱり、今何か起きていて、シャルゼイナに攻められたくなかったんじゃ」
「連絡も取れないくらいなのか?今シャルゼイナは何処も攻めてないのに、そんな危機的な状況に、どうやったらなるんだ?」
「なら反乱じゃないのか?ロイシャラン王国国内で」
ロイシャラン王国?
危機的な状況?
連絡?
ファイは五人の言ってる意味が分からなかった。
しかし、あることを仮定すれば通る。
『裏で、ロイシャラン王国が関わっている』
ファイは驚いた。
そう、この反乱は、ロイシャラン王国が手引きしたのだ。




