ぼくの中二病日記
5月14日。はれ。
今日ぼくは、おかあさんとおねえちゃんと、スーパーへお買い物に行った。何でもそろっているという、わだいのスーパーなので、ぶき屋やぼうぐ屋を探してみたけど、どこにもなかった。こーこくさぎだ。
せっかく、バスタードソードとかわのよろいが買えると思って、ぶたさんのちょきんばこをもってきたのに。しかたがないので、チュッポチャップスでがまんした。
帰るとちゅう、おかあさんが怖そうなおじさんに肩をぶつけられた。おかあさんは、すごく落ち込んでいたのでなぐさめてあげた。
「だいじょうぶだよ、おかあさん。ぼく、あいつからは何の力も感じなかったもん」って言ってあげた。おかあさんは、だまってさきにいってしまった。なんで?
12月10日。あめ。
妹がうまれた。しわくちゃでサルみたいだった。いつかぼくも、じんせいそうだんをもちかけられて、妹ものの、えっちなゲームをやらされるのかな。ちょっとたのしみ。
「さくちゃんは、この子にどんな名前をつけてあげたい? お母さんは、みおか、あやねがいいと思うの」
そう聞かれたので、ぼくは「サンダークリスマス」ってこたえた。
そしたら、おかあさんがへんな顔になった。けっきょく、妹はみおっていう名前になった。何で?
3月28日。くもり。
今日は、はすむかいのさとうさん家のだいちゃんと、公園でしゅぎょうをした。高いところから飛び下りたり、ブランコからとびうつったり、じゅもんのれんしゅうや、かっこいいセリフをジャングルジムの上からさけんだ。
「わっはっはっは。おろかなり、ゆうしゃよ。パンデモニウムのあるじであるこのオレを、たおせるとでもおもったか!」
だいちゃんはかっこよく、あんこくだいまおーのセリフをしゃべった。でも、エターナルダークフレア参式のとちゅうで、足をすべらせちゃった。顔から落ちちゃったせいで、鼻を強く打って、鼻血がびゅーびゅー吹き出た。それを見た友達に、だいちゃんは鼻血大魔王っていうあだ名をつけられた。
それから二度と、だいちゃんはぼくとしゅぎょうしてくれなくなった。何で?
4月10日。あめ。
4年生になって、少したった。新しい先生は、この前お年玉の残りで買ったゲームに出てきた「アルケオデーモン」そっくりだった。みんなにそのことを話たら、先生のあだ名はアルケオデーモンになった。
でも、みんながアルケオデーモンと連呼するようになって、しょくいんかいぎで問題になったらしくて、ぼくはちょっと反省した。だから、もうアルケオデーモンじゃなくて、ちゃんとアルケオデーモン先生って呼ぶことにした。でも、先生に怒られた。何で?
4月20日。はれ。
この日記もそろそろ終えることにする。理由は特にないけど。4年生になって、やることも増えたし、色々とお母さんに言われてしまったからだ。
それに、ぼくは妹にとって見本になるようなお姉さんにならなきゃいけないし。
おわり




