第15話 頂上決戦
私はレオン様を寝室に連れ込んだ。
身体がとても熱い。
これも全部レオン様のせい。
私の手を握って告白してきたのだから(していない)。
あの時のことはよく覚えていないが、レオン様の手の温かさだけは残っている。
私は決めた。
もうレオン様をほかの《《男》》に奪われないためにも、これからは恋人らしいことをたくさんしようと。
だから、私は白い胸のラインが強調されるネグリジェを選んだ。
すべてはレオン様と《《致》》すため。
寝室に入ったレオン様は私のおっぱいをガン見している。
なんと情熱的な視線。
今にも襲ってきそうだ。
そう考えると、あそこが濡れてきた。
きっと今の私のパンツはシミが出来ているのでしょう。
これも全部レオン様のせい。
あぁ、身体が熱い。
早く。
早く襲ってきて、レオン様♡
◇
セレスティア様のおっぱいが近い。
近すぎる。
その真ん中にあるピンク色の突起。
俺は今まで女性のそれを見たことがない。
だが、直感的に分かるのだ。
俺はかりにも勇者。
今まで様々な形をした怪物を見てきた。
だから言える。
あれは(おっぱいの)弱点だ。
つまり、あそこを攻撃すれば、確実におっぱいが崩壊する。
言うなればスライムの核のようなもの。
セレスティア様のおっぱいは柔らかい。
流動性に優れていると言えよう。
しかし、それは逆に防御の難易度を上げている。
防御範囲が定まらないからだ。
ということは、より広範囲な結界を張り巡らせる必要がある。
ただし、結界の大きさに反比例して丈夫さは低下する。
果たして今の力の弱まった俺の結界が、セレスティア様のおっぱいを守れるのだろうか。
俺はセレスティア様を包むように【広範囲結界】を発動させる。
なにもしないよりはマシだ。
最悪の場合、この身を貫かれようとも、セレスティア様を守り抜いてみせる。
◇
レオン様の視線はますます真剣になった。
もうすぐ。
もうすぐ私の初めてが奪われる。
そう思うと胸が(【広範囲結界】に覆われたことで内部の気圧の低下により)膨らんだ気がした。
あぁ、私もひとりの女だと自覚させられた。
私は聖女。
この国の結界を守るための存在。
それなのに、今の私はメスの顔をしていることでしょう。
早く。
早く私を押し倒して。
レオン様♡
◇
セレスティア様のおっぱいが膨張しているだと!?
何があった。
一体誰がそうさせているのだ。
(おっぱいの)内部からの攻撃。
予想外だった。
このままだとセレスティア様のおっぱいが爆発してしまう!!
どうしたらいい。
どうしたらいいんだ。
落ち着け、レオン。
お前はかりにも勇者。
魔王によって故郷を滅ぼされた時でさえ、泣きもしなかったのではないか。
冷静さ。
それこそ俺の最大の取り柄。
そうだ。
この手があった。
俺は急いでセレスティア様のおっぱいの内部に向けて収束の魔法を発動させる。
これならあるいは敵の攻撃を相殺できよう。
◇
こころなしか、胸が縮んだ気がする。
これも全部レオン様のせい。
レオン様はずっと私の胸を凝視している。
なのに、一向に手を出してこない。
分かっている。
(男色家の)レオン様は女の子の扱い方が分からないのでしょう。
ここは私から行くしかない。
「レオン様、ベッドで横になって♡」
「―――ッ!?」
「レオン様♡ (大胆だね♡)」
「(貴女とするのを)許してください」
「いいよ♡ (あそこを)触ってもいい?」
「もちろんです」
私はゆっくりとレオン様の股間に手を伸ばした。
◇
良かった。
セレスティア様のおっぱいが小さくなった。
どうやら俺の魔法が効いたようだ。
もしかすると、俺の力が回復したのではないだろうか。
これならセレスティア様を守れる。
「レオン様、ベッドで横になって(♡)」
「―――ッ!?」
なに!?
伏せろということなのか!?
セレスティア様は敵の攻撃を予測しているだと!?
いや待て。
セレスティア様は聖女だ。
この国全体を覆う結界を常に張っているのだ。
ならば、結界になにかあったら察知できるはず。
つまりは超遠距離攻撃魔法。
俺はすぐさまベッドにセレスティア様を押し倒した。
「レオン様(♡)!」
セレスティア様はなんと優しきお方。
こんな時でも俺の安全を第一に考えている。
「(このような無礼を)許してください」
緊急事態とはいえ、俺はセレスティア様を強引に押し倒したのだ。
謝罪しないわけにはいかない。
しかし、攻撃は一向に来る気配がない。
やはりか。
セレスティア様の結界がそれを防いだのだ。
さすがは聖女。
にしても、なぜ(生存本能で)俺の泌尿器が膨らんでいる。
これは病気か。
思えば思い当たる節はいくつもあった。
最近(セレスティア様と一緒にいると)よく膨らんでいたのだ。
これもきっとあの男の呪詛なのだろう。
卑怯なやつめ。
(中身は俺とはいえ)セレスティア様に呪いをかけようとしていたとは。
その可能性を失念していた。
俺としたことが。
「いいよ(♡) (怖いから)触ってもいい?」
「もちろんです」
(結界で攻撃を防いだとはいえ)心細いのだろう。
セレスティア様は俺に掴まろうとしている。
どうか安心してください。
この私がいれば、決して貴女を傷つけさせはしませんから。
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