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第8話 終戦【手抜き回です】

 白い光に覆われた瞬間に、俺は目を覚ました。



「リセルくーん!!!!」


 目を覚ました時に、ここにいるはずのないイリアが俺のことを抱きしめた。


「い、イリア?」

「そうだよリセル君!オークが出現したって聞いて、もしかしてと思って来たらこれだよ!

 めちゃくちゃ心配したんだからね!!」


 そう言いながらイリアは俺の抱きしめる手を強める。


「ちょ、イリア…痛い………」

「あ、ごめん…!」


 イリアは少しだけ離れ、そんな光景に俺は少しだけ笑った。



「ありがとう少年。 俺らを守ってくれて」

「あ、盗賊の人か。 いやいや、あそこで駆けつけてくれなかったら俺は死んでたよ

 こっちからもお礼する」

「そうか?」



「まぁいいじゃん?お礼とか

 こうやって最終的にみんなで生き残れたんだ。 そのことを嬉しく思ってそれで終了!」



「そうだな~ボアの言う通りだ」

「まぁ生き残れたといっても、この少年が一番頑張ってたけどね~」

「は!?俺もがんばってただろう!?」

「アニキはなんも攻撃できなくてずっと防いでただけ~」

「そ、それはひどいだろぉ!!」

「はははっ!」


 そういう他愛のない話をしながら俺らはアークトへ戻った。


 イリアは一度ルト町に戻らないといけないからそこで解散。盗賊の人と色々と話した。

 まずこの盗賊の人、「アニキ」と呼ばれてる人は「ネス」と言うらしい。剣使いは「オルキス」、斧使いは「ボア」、そして俺の回復に専念してくれた魔法使いは「ロカ」。

 前衛はそのまま剣のオルキス、斧のボア、アニキのネスで、後衛は魔法使いのロカ。結構バランスがとれているパーティだ。


 そして今回のオークの件。

 俺がネスと戦った後に言っていた「ヨル」とやらの盗賊団を殲滅しようと、その「ヨル」が所持していたオークを使って戦いをしようとしたらしい。

 それが案外上手くいき、盗賊団「ヨル」は殲滅。

 だがオークをどうするかってなった瞬間に逃亡。一度止めようとしたらしいのだが、あっけなくやられて気絶しているときに逃亡されたらしい。

 そして一生懸命追いかけてるうちに倒れている俺がいたらしいのだ。

 オークが手を伸ばして俺のことを攻撃しようと見えたから、まずロカが魔法で一撃放ち、そしてこっちに気を寄せた。

 一度こっちを見たが、やっぱり俺への攻撃を再開しようと最終的にオークは手を挙げたが、そこを間一髪でネスが防いだ。

 そして俺が起きた。とそんな感じだ。

 だから結構な時間気絶していたわけではなかったらしい。良かった。


 まぁでも普通に自分に腹が立った。

 まだ戦える。まだ剣を持てるのに、最終的に気絶して、この「ナイツ」に助けを求めてしまった。

 他人から見た、いや俺から見てもそれは、「一生懸命戦ってるやつらを目の前に、暢気に寝ている」と認識した。

 だから、腹が立ったのだ。


 前の世界では、もうなにもかもどうでも良かった。

 俺が一生懸命なにかを成し遂げても、誰も褒めないし、誰も嬉しくなんて思わなかったから。

 だから俺は最低限のことだけをやるように努力した。

 でも、もう異世界だ。クロエのお陰で異世界に来れることができたのだ。

 だから、これまで以上に「どうでも良い」と考えなかったし、ゴブリンやスライムを一生懸命倒していた。


 俺は、強くなりたい。

 多分この出来事があったからそう思うようになったのだろう。

 もっともっと強くなって、誰かを守れる、誰かを救える、そんな強い人になりたい。

 そうなったら、今後とも守れる”家”ができると思うから。

 まだ確証はない。でも、心強くそう思える。



 あと、ネスから聞いた話から考えると、俺のあの一言で盗賊団を殲滅させるとは…

 正直そこまで重要なことは言ってないはずだけど…まぁでも最終的に殲滅できたんだし、良しとしようか。



『そういえばクロエ』

『…ん、なんだ』

『魔力不足で気絶したのがあれで三回目なんだけど、なんで三回目しか俺は自分の頭の中に入れなかったんだ?』


『………リセル』


『…?なんだよ』


 歩きながらであまり感じ取れなかったが、前みたいに呆れてため息を吐く姿は嫌でも想像できた。

 疑問に思っている俺に対して、クロエは説明していく。



『わかってないと思うが………



 リセル、あの状態はもう生死を彷徨っていた。』



『…え?』


『一応このナイツたちが来て治療してくれていたからギリギリ回復できたが、多分今の状態で戦ったら死ぬぞリセル』



「………マジっすか」



 まぁそんなこんなで、俺とオークの戦いは幕を閉じた。




 ◇ 閑話 〜アークトに無事戻れたときのこと〜 ◇


「そういえばクロエ」


『ん、なんだ?』


「俺が気絶してクロエと対面しただろ? なんでその時だけあんな可愛い声とか仕草で話してくれたんだ?」


『………それ聞くか?』


「いやまぁ個人的に気になったし、あとあんな喋り方できるなら普段からやったほうが可愛いのになぁみたいな」


『………あたしは可愛さを求めてないぞ…』


「まぁクロエならそう言うだろうけど



 あ、俺がここに来る前とか、クロエってモテたりした?」


『………やめろ

 気持ち悪いぞ今日のリセルは』


「気持ち悪いとは失礼な!

 俺はこういう話が好きなの! なんか一つくらいあるだろ?」


『ない。断言する』


「えー、面白くないのー」


『うるさい

 もう寝ろ』


「はーい」


すみません手抜き回になってしまいました。

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