森へ
一学年ラストの課外授業になり
森に入ったランネル達。
まさかの人物と課外授業なり
無事に課題は終わるのか?
第2章 第3話始まります。
明日の朝から、課外授業の為ミッシェル王都魔法学園
所有地の森へ向かうことになった。
1、指定薬草の採取
2、2日目からチームワークで朝、昼、夜
ランダムで放たれる小魔物の撃退もしくは
先生による戦闘襲撃の撃退。
3、従者1名のみ(生徒一人だけの世話をしてはいけない。
あくまで緊急護衛、従者が学園に入学していること。)
などなど、細かい規則が。
3日間野営で、どうチームプレイで生きぬいたかを
先生たちが遠隔で班の監視、審査。
班の総合、個人点を最高得点20点満点で合格。
10点以下は学園で筆記再テストがある
めちゃくちゃ難易度高い課外授業なんだよね。
校外学習の行事行きたい人も入れば
行きたくないって人も居たりだけど
私ランネルは、薬草採取、野草、花摘みが趣味でして
森と聞いてウキウキでベット中で一人騒いでいます。
「明日の課外授業、楽しみだわ!
キャーッ!!久しぶりの森に入れるのもだし
野営とかも楽しみ。
皆と一学年最後の課外授業だもんね。」
ベッドに入りあれこれ楽しみが尽きない
ランネルの夜は更けて行くのでした。
ー翌朝ー
「ランネルお嬢様?朝ですよ?」
「んー。ジュナもう少し寝かせて…。」
「ええ、構いませんが集合時間間に合わなければ
減点ですよね?」
ジュナがカップに紅茶を注ぎ入れて
テーブルにカチャッと 置いた。
「……。」
「……?」
「あーっ!!!」
ガバッとランネルがベッドから起き上がると
バスルームの鏡を見ると寝癖が凄くて
湯浴みになったランネル。
「ジュナ!ロゼ!寝癖がああ!!」
バスルームで叫んでるランネルに
ジュナとロゼは二人顔を見合せて
仕方ないと笑っていた。
「今何時?遅刻しない?ジュナ?」
「大丈夫でございます。まだ集合時間の30分前ですよ。
さあ、御髪の用意もできました。
準備できたので、食堂に参りますよ。」
「可愛い髪型!ありがとうジュナ!」
野外活動用の特注制服を着た。
万が一に備え、位置を確認できる魔法付与
攻撃の軽減付与など一人でも怪我なく帰れるような
チート級の制服などだ。女子はキュロットスカート
色は、紺色。襟付きブラウスにリボン
ジャケットを着て、ランネルの髪型は
ジュナがツインテールにしてあげた。
ランネルが振り返りジュナに
天使のほほえみでジュナに抱きつくと
(え?ご褒美タイムですか?いいんですか?
朝から、天使のほほえみ頂きましたあああ!)
「ぐはっ!」
「え?ジュナ、大丈夫?」
時間が押してるのにとロゼはハラハラしながら
部屋の扉を開けて待つのだった。
ー食堂ー
「さあ、食堂に着きました。
ランネル様、森であまりはしゃぎすぎないこと
淑女たるマナーを忘れずにそして
お友達と楽しく、気を付けてお帰りくださいね。」
ジュナがランネルの手を握って見送りをしてくれた。
「ジュナありがとう。
はしゃぎすないように気をつけます。」
ペロッと舌を出してジュナを見た瞬間
ジュナ以外の生徒も何だこの破壊的な可愛さ!
と、ランネルの微笑みには気を付けようと
ジュナは思いながら見送るのだった。
「おはようございます。ランネル様。」
軽くカーテシーをし挨拶をアネットが
ランネルの席の隣に座る。
食堂に座るテーブル席は、6人の班決めされた
紙が渡され席に座る仕組みになっているのだ。
「アネット様!おはようございます。」
ランネルもカーテシーをし挨拶をした。
「「まさかの同じ班とか!!?」」
キャー!キャー!手を取りあって喜んでると
ランネルの後ろから
「おはよう。ランネル。アネット嬢。」
「おはようございます。ランネル様、アネット様。」
リシュファとフィッシュが
朝ごはんのトレイを持ちながら挨拶をしに来た。
「おはようございます!
リシュファお兄様、フィッシュも!」
リシュファに抱きつくランネル。
フィッシュが席に座るとランネルが
「お兄様は、違う班なのですね。」
しょんぼりしてるランネルにフィッシュが
「俺が居ますよ。ランネル様。」
パッと微笑むランネルの天使の笑顔に
フィッシュは喉をぐっと鳴らして、よろけた。
アネットとリシュファが顔を見合せて
ランネルは分かってない、分かってませんわ
と目で話していた。
ランネルの班は、アネット、フィッシュ
他2名が揃ったのに、あと一人遅かった。
「遅刻とかないですよね?」
アネットがランネルに聞いた。
「欠席とか?」
なかなか来ないと思っていたら
「俺様が来れば、全て万事!ははっ!」
班の全員が顔を逸らした。
ランネルもアネットもフィッシュも
この班終わったと愕然とした。
サウザン第2王子が同じ班になったのだ。
『森に放ちますか?ランネルお嬢様。』
念話でフィッシュが話してきた。
ダメダメと合図を送ったが
お兄様達の班は、輝いて見えたのはここだけの話。
第一王子のレオン殿下、レオン殿下の従者、
他の人もなかなかの強い班にサウザン王子が
居なければなんて思ってしまった自分に
ダメダメと首を振り、アネットが
不思議そうにランネルを見ていた。
先生の朝のミーティング、説明などが終わり
各自、野営のリュックをもらい
今日から3日間の課外授業が幕を開けたのだった。
ー森ー
「一年!着いてこいよ。」
先生が森の野営地まで生徒を誘導。
「ランネル様、わあー素敵な森ですね!」
「久しぶりに森に入れて、気分がいいわ。」
たわい無い話をして空気がすんでいて
ランネルが、森をキョロキョロしていると
「おい!誰か手をかせよ!」
少し歩くだけで息切れして一人だけ
汗だくなサウザン王子にランネルが振り返り
「従者は一人だし、緊急事態以外は
手は貸せない決まりです!死ぬ気で歩いてください!」
ランネルがサウザン王子に注意すると
班の皆は、さすがランネル様!とか
手を叩いて拍手をしアネットうんうんと頷き
フィッシュはサウザン王子の後ろから
さっさと歩け!と、殺気を放つと
サウザン王子が気付いてか歩くスピードが
少し上がったのだった。
お昼には野営広場になんとか
班全員が到着し先生が生徒全員に
「では、先生も全員ここまでとする。
本日、一日目の課題を伝える。
男女別れての拠点作り、班全員のリーダーを決め
火起こし、食材、水、薪拾いが本日の課題だ。
パンの支給は朝、昼、夕支給するので
リーダーが必ず人数分を取りに来るように。」
女子と男子は同じテントではなく
寝る時は先生が行き来できないよう
防御結界が敷かれるのだ。
「よし。とりあえずみんな集まったかな?」
森のベンチに皆が座りランネルが人数を確認。
「仕切る形になりましたが
リーダーになりたい方はいますか?」
「仕方ない!俺様がなってやっても…」
サウザンの王子の背中に何かがチクリと当たり
サウザン王子は真っ青な顔して静かに座り
他の皆は、やりたいような、やりたくないような
班のみんなは、顔を見合せて不安顔だった。
ランネルが胸に手を当てて立ち上がると皆に
「リーダーになったからといって
責任を一人で抱える必要はないと私は思うの。
班のみんなと知恵を出して、協力し助け合うのが
課外授業でもあり、仲間、友達だと私は思うのですが?」
班の皆がうんうんと頷いて
ただ一人だけは、不服そうな顔していたけど。
スっと手を挙げ一人の班の子がランネルに
「今みたいに、ランネル様が私たちの意見や
不安をかき消してくれる。森に詳しいと聞いたので
リーダーの要素があると私は、思うのですが?」
班のみんなが拍手する中サウザン王子だけが
「ふんっ。綺麗事並べていざとなれば仲間なんか
置き去りにして一人で逃げてるだろうに。」
サウザン王子の発言にフィッシュが
今、まさに森の奥地に放ちますとニコニコと
念話をランネルにして来て、苦笑いするランネル。
「本当に、私がリーダーでいいのかしら?」
ランネルが恥ずかしそうに皆に聞く。
フィッシュをチラッと見ると
ニッコリ笑ってくれた。
「「「はい!リーダー!!」」」
その後、皆で役割分担をしテントも出来て
今日の課題項目もやり終え
夕飯も終わり、交代で二人ほどが火の
見張りをしながら、課外授業一日目が
とりあえず何事もなく終わるのでした。
ランネルとフィッシュが見張りに変わり
火の番をしながら、警戒をしていた。
話す内容がと焦るフィッシュの隣で
火にあたるランネルが眠りそうで
頭をソッと自分の肩に寄せて眠るランネルに
フィッシュが、ランネルに聞こえないように
「俺が絶対次は、守り抜きますから。」
課外授業編、次もお楽しみ!




