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いろどり  作者:
4/10

入学式Part3

無事入学式が終わり、帰りのホームルームが終わろうとしています

皆が今日を無事乗り切り安心したような顔をしているなか私は放課後の先生の呼び出しを恐れ気が気ではありません


自慢ではありませんが、今まで先生に怒られたことはあまりありません

唯一記憶に残るのは小学3年生の頃、手提げ袋の中に宿題セットを詰めていた私は手提げ袋ごと家に忘れものすごい数の忘れ物をしました

あの時の 学校に何をしにきたの!!

と怒る先生の顔はいまだ忘れられません


そうこうしているうちに帰りのホームルームを終えた私はすぐに職員室に向かいました。 

職員室に入るとすぐに担任の先生とある一人の生徒が揉めている声が聞こえます

声質的には男の子でしょうか?

「先生、お願いします!受理してください」

「まず、顧問をしてくれる先生を見つけてきてな。

あと部員の人数も揃ってないから」

「先生が顧問になっていただけませんか。あと部員も4人いますよ」

「部活として正式に認められるのは5人からよ、あと私既に科学部の顧問なの」

「まじかー、、」


入りづらいですね、、

何やら新しい部活動を作るみたいですね

青春ですね、映画のワンシーンかと思いましたよ

感動に浸りたいところですが、私の睡魔も限界です

完徹の私にはもう怖いものはありません

少し話が途切れた今のタイミングに突っ込みましょう


「お話中すいません。居眠りの田中です」

「あっ、田中さん。入学式から肝が据わってるな

絶対今後はそんなことしちゃだめやからね

そもそも······


これは長いやつですね。流石に申し訳ないのでしっかり聞きましょう


·····もう反省文書いてもらうからね。1年生で始めてよ。しっかり反省しなさい」


反省文を書くので許されるみたいですね

安いものです。いくらでも書きましょう


先生から反省文をもらい職員室を後にしようとしたら右腕を誰かに掴まれました。

えっ、驚いて振り向くと先程、部活動作りに邁進していた男子生徒Aが満面の笑みを浮かべ私の腕を拘束していました

「ちょっと一緒に来てもらおか」

「うぉ、何で??てか誰??!」


もしかしてこれは恋の予感でしょうか

入学初日から春が来てるのでしょうか

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