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アストロ・レールウェイ ―火星姉バカ放漫軌道―  作者: 井二かける
第一章 火星行き試運転編 セクション3: 試験
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試験開始


 試験が始まった。


 試験は、本来一日半の日程で行われる。ただ、丸一日かかる実技試験は実地試験扱いで既に終えているため、残りは筆記試験と口頭試問のみである。午前中で全てが決するというわけだ。


「それでは、がんばってくれ。期待してるぞ」


 そう言って船長は退室した。


 試験はホログラムシミュレーター室で行われている。今回は私一人の受験であるが、複数人の受験に備えて、一人一部屋の受験ブースがが与えられる。ブースの中央には、A3サイズほどのタッチパネル端末があり、タッチ操作やスタイラスペンで回答を入力する。設問によっては、ホログラムが投影されるものもある。



「問一は……。旅客営業規則第五条によると――」


 最初は私の得意な分野からの出題だった。


 よし、私はスタイラスペンを手に取った。


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