表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
アストロ・レールウェイ ―火星姉バカ放漫軌道―  作者: 井二かける
第一章 火星行き試運転編 セクション1: スタートライン
11/62

スタートライン


 翌朝から、特訓が始まった。


 ラウンジ車にルナと私の声が響く。


「少尉、安全綱領唱和!」

「はい、准尉!」


「安全の確保は!」

「輸送の生命!」

「規程の遵守は!」

「安全の基礎!」

「執務の厳正は!」

「安全の要件!」


「よろしい」


 いつの間にか、私たちに見物客たちの視線が集まっていた。


 少し離れた場所で、クレイ中尉が、こそこそとサリー少尉に話しかけている。


「サリー、あれ放っといて良いのか? 准尉が少尉に命令してるぞ」

「ふふっ、仲良さそうでいいじゃないですか」


 こうして、私はスタートラインに立ったのだった。



つづく

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ