第0話 登場人物紹介
◯烏野守空生(16)/メタルカラヤン
不器用で無愛想な高校一年生の青年。異星人の開発した最終兵器が地球へ落下してきた際に巻き込まれ、惑星破壊兵器カルルのナノマシンを体内に取り込み、体から武器や金属製の翼などを生成できる能力を得た。
◯惑星破壊兵器「カルルス」/サイバーガール・アインス
ナノマシンを操る電子頭脳。地球に墜落した際、烏野守と同化し、以降は彼のサポートを行う。後にナノマシンの肉体を別に与えられ、烏野守から分離して活動することも可能になった。
◯産音美雷(16)/エレクトロニカ
烏野守の幼馴染みでクラスメイトの女子高生。美斗世市全域に配電している変電所に迷い込み、そこで稲妻を受けて市内全域の電気を吸収。肉体は蒸発したが、電気エネルギーと一体化して電気人間へと生まれ変わった。
◯錐波貫之(16)/モスキートマン
超ネガティブ青年。超音波を放射して敵の動きを止めたり、物体を破壊することができる。また、所持武器である共鳴レイピアに超音波を送って振動を引き起こすことで切れ味を何倍にも高めた斬撃を繰り出すことができる。
◯惑星破壊兵器「ホロロン」/サイバーガール・ツヴァイ
「カルルス」と同じく、ナノマシンを操るもう一つの電子頭脳。これまで様々な星の文明を破壊してきたが、自我を持った姉妹であるカルルスと決別し、カルルスを取り込んで更なる力を得ようと、彼女の逃げ込んだ地球へ襲来。カルルスを取り込んだ烏野守たちに襲いかかる。
【特任機関:ピュグマリオン 本拠点:ブリゾアクトフロート】
◯真玖目銀磁
ピュグマリオンの最高責任者であり司令官。烏野守をピュグマリオンに引き入れた張本人。惑星兵器ホロロンの地球侵攻を止めるべく、烏野守たちを招集する。
◯如月海女子
ピュグマリオンの副司令官。真玖目の秘書も兼任する。スポーツカーやヘリコプターなど、様々な乗り物を乗りこなす。
◯灯々島芳火/ホイコーロウ
真玖目のボディーガード。中華料理屋「チョンフェン」で働き、密かに烏野守を監視していた。口から火炎、手から火球を放射し、目に付くもの全てを焼き払うことができる。
【用語紹介】
・ナノマシン
異星人の行き過ぎたナノテクノロジーによって開発しされた「意思を持つ金属」。超微細な金属粒子が寄り集まることによって様々な形を形成し、ナイフや武器、人や動物、車や飛行機などの乗り物まで模写して作成することが可能。
・惑星破壊兵器「カルル」「ホロロ」
ホルタ星で造られた、惑星を丸々一つ破壊できるだけの力を持つ兵器。ナノマシンで構成されたホルタ星人の最終兵器であったが、何らかの理由で使用され、ホルタ星の文明は崩壊。以降は発見した惑星に栄える文明を全て飲み込みながら宇宙を彷徨い続けていた。普段は巨大な塊となって宇宙空間を移動するが、惑星を取り込み破壊する際はナノ単位にまで分裂し、巨大な蠢く黒い雲となって惑星全体を包み込み、破壊してしまう。