表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
She≒He≒She  作者: 結城コウ
94/188

17話-4

流石に道場に通っているだけはある


受け身をとって、


美咲はすぐに立ち上がった


しかし、その顔には苦悶の表情があった


「…シ……ンジ…ッ!」


『どうした?

俺には負けないんじゃないのか?』


「ッ!」


『…だったら…ギブアップなんかしないよな?』


俺はあの日美咲がした嘲った笑みを含んだ表情を再現して見せた


「…う…ぐ…このっ」


美咲は右の中段蹴りを放った


俺はそれをしゃがみながら受け止め、


左足をスライディングの要領で蹴り飛ばした


美咲が態勢を崩し俺のほうに倒れて来た


俺は美咲を受け止めた


美咲は起き上がろうと上半身を起こした時、


俺は美咲の胸倉を掴んだ


そして、言った


『……俺はお前を許さない…

階段から突き落として…まともに謝りもせず…

知らん顔で居るお前を…な…』


「!!」


『…これは報復だよ』


俺が少し乱暴に手を離すと美咲は


立ち上がった


俺も起き上がり


構え直した


『どうした?構えないのか?』


俺がそう言うと美咲は構え直した

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ