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She≒He≒She  作者: 結城コウ
83/188

15話-3

…午後3時48分


一度、昼飯の時間で病室に戻ったのを除いて

俺はここで待ち続けた


流石に遅すぎる…


昼と言われたが、


明確な時間はわからない


でも、いくら何でも遅すぎる


(やっぱり…

俺が見た夢だったんだろう…)


俺は諦めて戻ろうとした


…けど、


まだ、心の片隅に諦めきれない部分があった


4時になったら戻ろう…


そう思った時だった


-バタンッ-


「はぁ…はぁ……」


『……!』


ミコだった


ミコは俺の姿を見つけた瞬間


堪えていたモノが溢れ出した様に泣き出した


俺はどうしていいかわからなかった


ただ、ミコの傍に向かって歩いて行った


「ひっく…シンジ…君…うっく…ごめんね……」


『……ミコ…

…待ってたんだ

ずっと…』


「…待ってなんてくれない…と…思ってた…ひっく…」


『……友達なんだろ?』


「……え?」


『……これくらい…

…待つよ…』


「…う…うああぁぁ…」

ミコは俺の両肩を掴んで崩れる様に顔を俺の胸にあてた


俺は…どうしていいかわからず


固まっていた…

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