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She≒He≒She  作者: 結城コウ
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14話-4

『キリュウ…ミコ?』


「そう

ねぇ…君は?」


『え…?』


「君の名前は?」


『……桐生…神子』


「へぇ…君もキリュウって言うんだ」


『…そうだけど』


「…ねぇ…シンジ君

改めて聞くけど何しようとしてたの?」


『…さぁな』


「答えてくれないの?」


『…お前はどうなんだよ?』


「私?

私はね……なんとなく」


『なんとなく?』


「そう、なんとなく…

…ところでシンジ君

お前って呼ぶのやめてくれる?」


『……わかったよ、ミコ』


「また、もう一度聞くけど

何しようてしてたの?」


『…………』


俺は何と答えるべきか迷った


「……じゃあ、シン…」


『死のうと思った』


「………!」


『なんだか、疲れたから死にたいと思った』


「…どうして?

シンジ君は……死にたいと思ったの?」


『……夢を潰された』


「……それだけ?」


『……ああ』


「……それだけで死のうと思ったの?」


『……ああ』


「……そんなの…ダメだよ」


『え?』


「…シンジ君は…まだ生きてるのに…

簡単にそんな事しちゃダメだよ!!」

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