表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
She≒He≒She  作者: 結城コウ
53/188

9話-5

「ところで…

こんな天気なのにここで食べるの?」


『雨は降ってないだろ?』


「曇ってるじゃないか」


『習慣になったんだ、ほっといてくれよ』


「習慣…か」


『だったら、司堂はなんで屋上に来てるんだよ?

こんな天気にだってのに……』


「うんー?

それはね……

……君を殺しに来た」


司堂の手には拳銃があった


そして、それを僕の額の手前にもってきた



『……司堂…!?』


「ふふふ……はは

…ばーん」


『!!』


司堂は引き金を引いた


その瞬間、僕は目をつむった


-…ぽんっ-


『……………

………?!』


「…なーんてね

これは玩具だよ」


比較的リアルなデザインであったその玩具の拳銃からは小さな旗が出ていた


『…………』


「軽い冗談だよ

気にいってくれたかな?」


『……そう見えるの?』


「…全然」


『……はぁ…』


僕は今の一連の出来事に激しく脱力した


『……たく

あの事思い出しちまった…(ボソッ)』


「あの事…?」


『…!!』


(…地獄耳?!)







第9話 悪戯

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ