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She≒He≒She  作者: 結城コウ
51/188

9話-3

「えー…」


『えー…、じゃないだろちゃんと休まないと…』


「これくらい大丈夫だよ、大袈裟だよ…」


「霧生さん、大袈裟でもなんでもないわ

少し休んでから早退

わかった?」


「はーい…」


「それと桐生…

ええと…同じ読みじゃややこしいわね

桐生シンジ君

あなたは教室に戻りなさい」


『…え?』


「何驚いてるの?

あなたは病気でもなんでも無いし、

授業があるでしょう?

それに、うつるといけないわ」


『あ……はぁ…わかりました』



「あ…シンジ君…

えと…バイバイ」


『あ、うん…』


(そうか…今日はこれでミコに会えない…かな?)


僕は歯切れの悪い返事をして保健室を出た


教室に向かって歩いて行くと


とりあえず、担任に何て言おうか迷った


正直に言えばいいのだろうが、


説明するのが…



『はぁ…面倒臭っ…』



と、思った


…とりあえずそんな事は


その時になって考えようと、


気を紛らわす意図で窓から外の景色を見ると、


灰色がかった雲が


今にも降りそうなぐらい空をおおっていた

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