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She≒He≒She  作者: 結城コウ
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9話-1

その日からあの恐怖感は無くなっていた


そして、僕とミコは以前みたいに…


いや、以前以上に仲が良くなった




…教室、朝



僕は自分の席に座った


今日はまだミコは来て居ない様だ



(いつもは僕より早く来てるって言うのに…珍しいな…)


僕は両手を交差する様に組んだ腕を机の上に乗せ、その間に顎を置いた


(…ミコは僕の事…

なんて、思ってるんだろう…?

…ただの友達?

でも、ただの友達にあそこまでするのか…?

…いや、彼女なら有り得るな……)


その時、戸が開いた


女子生徒だったので、ミコか確認しようとして見ると、春日だった


春日は僕の視線に気付いたのかこっちを見たが


それとほぼ同時に僕は目を反らした


そのまましばらくすると、


あの時のビジョンが目に映った



春日美咲の死…


それも、自殺…


夢の中の事…


…恐怖感は確かに克服した


だが、それであの夢を忘れた訳じゃない


今も鮮明に…


脳にこびりついている



(…やっぱり…ケリつけないといけないのかな…)

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