表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
She≒He≒She  作者: 結城コウ
45/188

8話-2

-「あ、もしもし

シンジ君?」-


『…ミコか?

ああ…そうだよ』


僕は出来る限り取り繕ったが


下手な芝居だと思った



-「うん、ミコだよ

今日も元気無いね?」-


『あ…いや…そんな事……』


-「あるよ!絶対!

だって声が疲れきってるもん!」-


『…ミコがそう言うなら…

…そうかもね…』


-「うーん…今日は一緒に遊びたかったんだけど…

…あ!お昼食べた?」-



『いや…食べてない…

食欲無いし…』


-「だったら、私が作ろうか?」-


『え?!い…いいよ、そんな…』


-「でも、シンジ君

前にお母さん居ないって言ってたよね?

ちゃんとしたモノ食べてないんじゃないの?」-


『そ、それは…』



これまでの生活の事を思い出していた


兄貴か僕が当番の日に飯を作る


マズイ訳じゃない


ただ、美味いとも言えない


彩りの無い…


味気無い食卓…




『………』


-「シンジ君?」-


『…わかった

任せるよ』


-「うん!

じゃあ、えっと…」-


『…ん?』


「行きかた教えて」


『……そういえばまだ教えてなかったな…』

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ