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She≒He≒She  作者: 結城コウ
42/188

7話-5

…放課後、教室



『…あのさ、ゴメン…

今日、ちょっと調子悪くて…』


「んーん、いーよ別に」


『…えっと…』


「ん?」


『だから…もう少し休んでから帰るから…先に帰っていてくれないか…?』


「え…?

いいよ、待つよ?」


『いや…迷惑…かけたくないんだ…』


「迷惑だなんて…」


『僕の気持ちの問題だから……』


「…そ…そう?

わかった」


ミコが教室を出たのを見送った後、


僕は机に突っ伏した


(…僕は…怖いのか?

恐れているのか?

…彼女を…

……

ミコを…



あんな夢で……?


…クソッ


…くだらない


凄く…くだらない…!!


頭じゃ理解してるのに……心は…そうじゃないなんてな…


…クソッ)


僕は突っ伏したまま机を叩いた


そのままの姿勢でいると、


急に恐怖を感じた


まるで"あの"ミコが後ろに立ってそうな気がして…


僕は崩れる様に机から滑り落ち、


床に両手をついた


もう、吐き出すモノなんて胃に無いのに


吐き気が振り返した


しばらくして落ちつくと…


さっきまでの自分に腹がたった

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