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She≒He≒She  作者: 結城コウ
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6話-4

「キリュウ…?」


『あ、字は違うけど僕と同じ読み方の名字なんだ』


「もしかして霧に生まれるで霧生か?」


『えーと…うん、それ』


「……」


『…兄貴?』


「ん?

あ、いや…それで名前は?」


『ミコ…ちなみに僕と同じ漢字を書くんだって』


「……!

シンジ…それって…」


『?』


「……その娘、小学生ぐらいの時に入院していた時に出会ったって言う?」


『ああ、うん

そうだよ、よく覚えてたね』


「…死んだって…言ってなかったか?」


『どうやら僕の勘違いみたいだったらしい』


「そうなのか…?」


『だって、現に彼女は生きてるんだよ?

幽霊なんて非科学的なモノだって言うの?』


「…幽霊、か

…一応、そんなに非科学って訳でも無いらしい」


『…え?』


「強い意思を抱いたまま死んだら

残留思念てヤツになってその場所や人に留まるらしい」


『そうなの?』


「とある大学教授がそんな論文を出したんだ」


『で、でも…ミコは居るよ!

触れるんだ!

思念とかならそんなの無理だろ!?』


「……あ…ああ

そうだな

よくよく考えればその論文は眉唾モノ扱いされたらしいしな…

…俺の考え過ぎらしい」

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