表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
She≒He≒She  作者: 結城コウ
30/188

5話-4

「…お願いだから止めて…」


-ツー…-


彼女の頬は涙で濡れていた


その事に気付いた瞬間


それまで高揚していた気持ちが一気に冷めていった


そして…あの時と重なった…









-「女の子泣かせるなんてな」-


-「最低だよ」-


-『……?!』-

-(な…何だよ…"俺"が全部悪いってのかよ…

お前らの見てないところでコイツは…"俺"を…)-


-「神経疑うよ」-


-「…やり過ぎだな」-


-(やり過ぎだって…?!

フザケんな!

コイツはこれ以上の事を"俺"にやったんだ!!

知らないからって…何だよその言い草!)-


-「……う…うう…うぇぇ…」-


-『…春日美咲』-


-「…ひっく…ひっく…」-


-『…"俺"は…許さないからな…!!』-


-バタンッ-


-「シンジっ!?」-


-「ひっく…うぇぇ…」-









『……もう、いい

退け!!』


「…シン……ジ」


-ドンッ-


僕は無理矢理

春日を突き飛ばした


『……何も変わっちゃいないよ

お前は…!!

……反吐が出る……!!』


そう言って僕は教室を飛び出した

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ