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She≒He≒She  作者: 結城コウ
26/188

4話-8

防戦一方だった


まともにやっても勝てる見込みがないのは目に見えていた


僕の目的は時間稼ぎ


ミコが逃げる時間さえ稼げればよかった



『く…』


-ズル…ドサッ-


「くそっ…時間がかかり過ぎだ…

何処に行ったかわからない…」


(よし…目的は…果た…し…た…)


「…お前の

お前のせいだ!」


-ドガッ-


『ガハッ!』


女は倒れた僕を蹴ってきた


「お前の!

お前のせいで!」


-ドガッ-

-ドガッ-

-ドガッ-


…酷い激痛


終わらない暴力


僕は限界を超え


意識を失った



「お前が!」


『もうやめたらどうかな?』


「!!

誰だ!」


『ボクは司堂一葉だよ』


「司堂一葉?

ああ…確かコイツと同じクラスの…」


『それより、それ以上やると死んでしまう

もうやめたら』


「五月蝿い!

私はコイツのせいで!」


『独断先行して失敗したって?』


「!?」


『元はと言えば君が悪いんじゃないか

責任を人のせいにして八つ当たりするのはよくないなぁ』


「…アンタ何でその事を…」


『…ボクは観測者だからね

それに今回の君の行動はイレギュラーだ

そのイレギュラーでシンジ君を死なす訳にはいかない

傍観者に徹する事は不可能だ』


「何を言って…」


『不確定要素もいいけど君はやり過ぎた廃除させてもらうよ』


「!?

人間"如き"が何を…」


-ブゥゥン、バシュゥウッ!!-


…光の柱が女を消滅させた


『さて、これからどうするか…』




第4話 "不確定要素"

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