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4話-7
「あの…私を連れていってどうするの…?」
ミコが核心をついた
「それは来てからお話します
さぁ…」
「い、嫌!
私行きたく無い…!」
「やれやれ…仕方ありませんね"力づく"で来ていただくほかありません」
『!!
ミコ!逃げろ!』
「え…あ…
シンジ君は!?」
『僕が"時間を稼ぐ"!
その間に早く!』
「え…でも…」
『早く!』
「う、うん!」
ミコは走り出した
女は捕まえようと追い掛けようとしたが
その前に僕が立ち塞がった
「邪魔をするな!」
『そうはいかない!』
「自分で実力差をわかってるだろ!
痛い目逢いたくなければ退け!!」
…僕は先程
時間を稼ぐと言った
つまりは足止めまでしか出来ない
そう感じたからだ
身のこなしでわかる
目の前のこの女は…
強い
僕よりも
『…三分あれば大丈夫かな』
「…貴様…
私相手に……上等だ!」
女は拳を振った
瞬間的にわかった
避けれはしない
-ドスッ-
-メシッ-
拳が腹に刺さった
激痛が僕を襲った
が、
「!
倒れない…!?」
『…冗談じゃない
"打点をズラして"これって
何者だよ、アンタ』