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She≒He≒She  作者: 結城コウ
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4話-2


…最悪だ


何が最悪って


自分がだ


自分に嫌気がさした


いまだに彼女を許せていない自分に…


今となっては…


くだらない…些細な理由


だけど、その"過去"が


僕を縛りつける


いつだってそうだ


僕を縛りつけるモノは


過去からやって来る






…教室



何時間目かの授業が終わった


数えてないからわからない


授業は参加するフリして別の事を考えていた


一応、今日は寝ていない

ただ、自己嫌悪を繰り返していただけ


繰り返しても気持ちは変わらない


それが本心だから…


「シンジ君」


『あ…ミコ…』


「今日もお昼一緒に食べない?」


『あ、うん』


「じゃあ、今日も屋上で」


『わかった』






…僕は必死に普段通りに振る舞った


ミコに悟られまいとした


僕の…こんなところを見られたくなかった



そして、


今になってそんな自分が嘘臭く感じて


嫌悪感が増した


何だか色んな事が嫌になって僕は眠くも無いのに寝ようとした


一時的でも忘れたかった……全部を



…休み時間だから、周囲が談笑している


僕はその輪に入れない入ろうとしない


"彼女"が時々僕を見つめるけど


僕は拒絶する様に無視をして


いつの間にか眠りについていた

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