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She≒He≒She  作者: 結城コウ
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エピローグ

それは


ほんの些細な違いでしか無い


だけど、その些細な違いを気にして


固執する


それが悪い事だとは言わないが


良い事だとも言わない



ただ、一つ言える事は


その些細な事を気にしなければ


彼女は悩む事はなかった


しかし、


同時に今の俺達もいなかった



……俺は


良くない人間だと思う


自分を偽り


他人を傷つけた



そして、俺のせいで


人が死んだ



死んでいった人間に


生きている人間が出来る事はない


供養などは


あくまで自己満足に過ぎないと思うから


…人の命が一つなのは


自分の為に生きるためだと思う


…彼女は自分の為に生きたのだろうか?


そして、自分の為に死んだのだろうか?


…俺にはわからない


けど、俺のせいで死んだのなら…


俺に何が出来る…?


…何も出来やしない


だから…


せめて…


俺は俺なりに精一杯生きてみようと思う


死んでいったアイツらの為にも


家族の為にも


もちろん、自分自身の為にも


そして…





大切な人の為にも……













-Fin-

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