表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
She≒He≒She  作者: 結城コウ
178/188

32話-3

「シンジ……ッ」


『…………』


「………ッ」


-ブンッ!バキッ!-


『痛っ…』


兄貴は俺を殴った


俺は殴られた右の頬の痛みから右目から涙が出た


だけど、俺はそれをただ痛いとしか感じず


それ以上は何とも思わなかった


「…シンジ…

俺は…お前が辛いって事は理解出来る

だけど、それ以上は…お前しかわからない

お前の心はお前だけのモノだから…

けど、お前はまだ生きてるんだろう!

生きてるうちは…精一杯生きなきゃいけないんだよ!」


『……!!』


(……ミ…コ…?)


「そうじゃないと…死んでいった奴らに失礼だから…

生きている者の務めなんだ」


『……同じような事』


「え?」


『ミコにも言われたよ…』


「…シンジ」


『……悩むのは…後からにする…』


「……」


兄貴は何も言わず、俺の手を取り


俺達はその場を後にした

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ