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She≒He≒She  作者: 結城コウ
165/188

30話-3

…廊下には誰も居ない


(なら…)


僕はそのまま飛び出し

屋上に向かった


階段を一思いに駆け登った


そして、最上階から屋上への階段を昇ろうとした時


不意に僕は僕自身の計算ミスに気付いた


(…待てよ

アイツが居ないって事は…屋上に向かった事だろ?


でも…僕の目的地も屋上だから…最終的には鉢合わせ…)


その時だった


「危ない!」


『え…』


-グイッ-


-バシュンッ-


僕は何が起こったのかわからなかった


ただ、次の瞬間


目に飛び込んだ映像は


美咲の顔だった


「…怪我無い…シンジ?」


『え……あ…』


僕が先程まで居た場所には弾痕があった


(……いや…それも…違う……?

アイツは…屋上に"向かった"んじゃない…

屋上で"待ち伏せ"ていたんだ…)


僕は美咲が階段の死角に引き寄せてくれた事で難を逃れた


「危なかった…手摺りの隙間から…拳銃が見えて…すぐに飛び出してなきゃ…シンジ、死んでたかも…」


『ああ…ありがとう…美咲…

…って、何でここに…!?』


「…話は後…どうやらこのまま見逃してはくれないみたい」


振り向くと奴が居た

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