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27話-4
ミコの周りには何人か知らない奴らが居た
恐らく"奴ら"だと言う事はわかった
だが、そのミコの様子がおかしかった
ミコの背中は徐々に盛り上がっていった
「…リミット解除…廃除……開始…」
ミコがそう言った瞬間
盛り上がっていた背中から制服の背中の部分を破って鋼鉄の翼のようなモノが現れた
よく見るとその翼は機械仕掛けになっていて
何らかの装置にも見えた
"奴ら"の内の一人がミコに向けて銃を構えた
だが、それとほぼ同時にミコはその銃を自分の手刀で真っ二つにした
…ミコとそいつとの距離は少なからずあった
だが、視認不可能な速度で移動したようだった
そして、次の瞬間、
「う、うわぁぁ………あッ!!」
ミコは同じく手刀で今度はそいつを真っ二つにした
他の奴らが遅れて銃を構えた
そして、ミコは後ろを振り向いた瞬間集中砲火を受けた
が、ミコは鋼鉄の羽で自分自身を包むようにして防いだ後
その翼を広げると同時に翼の一部が変形しそこから拡散ビームのようなモノが出て奴らを殲滅した