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27話-2
「じゃあ、私も手伝うよ!」
『手伝うって…何を?』
「えっと…例えば…
私が美咲ちゃんを呼んできて…
美咲ちゃんが何も知らずに来たらシンジ君が居てびっくり!みたいな…」
『そんなサプライズ要るのか…?』
「……いや…どうかなーって思っただけだけど…」
『…まぁ、いいや…
そこまで言うなら…頼むよ…』
「じゃあ、場所はどうする?」
『なんか…やる気満々だな…
…えっと…公園…何度か行った公園なら…放課後は人少ないから…ちょうどいいんじゃないかな?』
「うん!じゃあ、そこにしよう!」
…放課後
僕は先に公園で待つ為に早目に学校を出た
公園に着いて10分程経つとミコが春日美咲を連れてやって来た
「……え、シンジ!?」
(…本当に教えてないのかよ…)
『…美咲…話…あるんだが…』
「え…?!」
…気がつくとミコがいつの間にか消えていた
(……なんか…緊張してきたな……)
『なんて言えばいいのか…わからないんだが…な
…ただ…一つはっきり言える事は…もう、お前を許すべきだと思ったんだ』