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25話-5
適当に話合わせたのはいいが、全く状況が理解出来ない
だが、
大変な事になってるのは確かだ
俺は装備を手にして
闇雲に辺りを走り回った
(……絆は…心は…みんなは無事なのか?)
もの凄く嫌な予感がした
走り回ったあげく自分が何処に居るのかもわからなかった
だが、血の臭いがする
(間違いない…この先に…何かある)
俺はBLIND-SYSTEMを使いながら、奥へ奥へと向かって行った
そして、1番奥の部屋にたどり着いた時
床には仲間達の……死体があった
(み、みんなッ!!)
喉まで出かかった言葉を飲み込み
物音のするさらに奥へと進む
そして、"それ"は居た
"それ"は俊一、華歩、誠治と戦っていたが
俺が見た瞬間に三人共死んだ
俺はそれを見た瞬間
構えていた銃で発砲した
が、
-ガキンッ-
跳ね返された
(!!?)
"それ"の羽に当たったようだった
"それ"の背中には鋼鉄の翼がはえていた
"それ"の容姿には見覚えがあった…
目が…瞳孔が開き赤くなっているのと
翼を除けば…
それは……絆だった
第25話 鋼鉄の翼




