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She≒He≒She  作者: 結城コウ
130/188

24話-4

『…くっ』


(俺は無力だ…

どんなに力を持っていても…

その力を扱えないなら…

それは無力でしか無い…)


「…でも、ね

絆ちゃん…少しずつだけど…ナノマシン…コントロール出来るようになったみたい」


『それって、どういう事だ?』


「体中の有益なナノマシンはフル稼動すれば

多少の傷はすぐに塞がったり

病気もほとんどかからなくなるの」


『それ以外は?』


「有害なモノ…

…現実には必ずしも有害なナノマシンなんて存在しないのだけど

機能を停止する

実験段階の…よくわかってないナノマシンはどうなるかわからないけど、コントロール出来るようになったら絆ちゃんはこんな事にはならないよ」


『本当か?』


「うん

…実は絆ちゃん今その研究の…実験体になってて…

上手くいけばそうなるよ」


『へぇ…そうか…』


そっけなく振る舞ったつもりだが、内心嬉しかった


それを心は見破っていた


「…自分の事じゃなくても嬉しいんだね」


『!!

ま…まぁな……

……血は…繋がってなくても俺達は兄妹だから…』

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