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She≒He≒She  作者: 結城コウ
129/188

24話-3

研究員が立ち去った後


俺は心に聞いた


『なぁ…心…

絆は一体どんな事されてるんだ?』


「………この子は…」


心が口ごもる


心は確かに俺達と同じ…実験体だった


でも、彼女は研究員共と同じ立場でもある


『…俺はお前を責めたりしない…

お前は…この場所に残ってくれたから…』


「私は……そうするしか生き方を知らなかった……確かに蒼真達に負い目とかそういうのを感じてたよ…

けど、結局は……自分のため…」


『だとしても…俺達の仲間には違わないんだろ?』


「………

……うん」


心は俯いていた


そして、しばらくして話し出した


「絆ちゃんは…ナノマシンの実験体なの」


『ナノマシン?』


「その名の通りナノサイズの機械…

大体は医療用に使われる」


『医療用…か

なら…』


「…でもね

だからって人体実験が無い訳じゃない」


『っ!』


「ナノマシンは使いかた次第で細菌兵器みたいな事だって出来る」


『じゃ、じゃあ…』


「私は担当の一人だから……出来る限りの事はしてる…

…けど、私一人の力じゃどうにもならない事だってある……」

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