表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
She≒He≒She  作者: 結城コウ
125/188

23話-3

…10年前


俺達にまともな名前なんてなかった


心を除いて


だから、俺達の名前は


自分達で勝手につけただけだ


俺の名前…優海 蒼真って言うのも…


ただ、俺が最初に見たこの"施設"以外の景色が


波が穏やかで透き通った蒼色をしていた海だったからだ


俺達が文字を知っていたのは


心が教えてくれたから


俺達の中で唯一身元がはっきりしていて


明確な成功体…霧生 心


彼女は生まれてくる前に遺伝子をいじって


知能の高い子供を産ますと言う実験体だった


そして、その実験は成功


心は弱冠七歳でこの施設の研究員共と肩を並べる実力になっていた


そんな奇跡的な例外である彼女を除き


俺達…他の子供ははっきりしていない


毎日の様に実験体にされ…


身体の中に訳のわからないモノを組み込まれた


そして、どうやら俺には肉眼でもレーダーでも発見出来ない超高等迷彩システム


BLIND-SYSTEMを体の中に組み込まれた


…そう、俺は…俺達は…


サイボーグだった

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ