表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
She≒He≒She  作者: 結城コウ
124/188

23話-2

『生きていたさ…

妹を殺してね…』


「………」


『…あの日の事、忘れた試しが無い』



「絆の事…まだ引きずってるの…?」


『……いくら、あの子をあんな風にした奴らを憎んでも……

結局、殺したのは俺だ』


「蒼真……でも、それは仕方がなかった事だと…」


『仕方がなかった?!

…そんな訳あるかよ…

もし、そんな言葉で済むなら…なんで…俺達は……』


「蒼真…だけど…!」


『心……お前は嫌じゃなかったのか?』


「………」


『…お前は…確かに成功したから…よかったかも知れないけど…"被験体"でよかったのかよ?』


「……っ……」


『俺や…お前……絆

…それに……俊一や華歩に誠治…

俺達みたいな…子供がいてよかったのか?!』


「……うう」


『お前だって…成功してなきゃ…俊一達みたいに死んでたっておかしくなかった……』


「わかってる…けど…」


『けど?何だ?』


「けど……蒼真には会えた……」


『………だからって』


「…わかってる」


『それでよかった訳…無いだろ』

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ