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She≒He≒She  作者: 結城コウ
12/188

2話-4


(…さて、午後の授業まで何するかな…)


僕はただ校舎の中を歩き回っていた


…ただ単に他にする事がなかったからだ


(…屋上にでも行ってみるか)


僕は階段を上がって行った


すると…



「ねぇ!シンジ君だよね?」


『…?!!』



…後ろから声を掛けられた


相手は…霧生神子…



「やっぱり!シンジ君でしょ?」


『…確かに僕の名前は…桐生神子だけど…』


「…『僕』?

喋り方変わった?」


『……!』


「あ、私の事覚えてないかな?

霧生神子って」


『…さぁ、どうだったかな…』


「…シンジ君、ビミョーな返事するね〜」


『…あ、えーと……』


「ねぇ、せっかくだから屋上とかで話さない?」


『あ、ああ…僕もちょうど上に行こうと思ってたんだ…』




(…どういう事だ?)

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