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She≒He≒She  作者: 結城コウ
116/188

21話-4

「そう…ですね…」


『あ、兄貴…?』


「…シンジ怪我大丈夫か?」


『あ…ああ…』


「そうか、ならもう帰らないとな…こんな時間だ…」


兄貴は携帯を取り出し時刻表示を見せた


時間はすでに夜の11時をまわっていた


「明日も学校あるんだろう?」


『まぁ…ね』


「よし、じゃあ……

と、その前に……ところで美羽さん」


「あ…は、はい…」


「妹さんと一緒に…送って行きましょうか?

こんな夜道じゃ心配なんで」


「……そう…ですね」


美羽が渋々言った


(…この二人…知り合いなのか?

だけど…なんか他人っぽく振る舞って…どんな関係なんだ?)







四人で帰り道を歩いていた


ミコは背中が破れているので美羽の白衣を借りて着ていた


誰も何も話さず…


気持ち悪い空気が流れていた


だが、


不思議と嫌悪感は感じなかった


むしろ、懐かしい感じがした…


以前にこうやって四人でいつも居た様な…


でも、それはきっと気のせいだ


…そんなはず無いのだから

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