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She≒He≒She  作者: 結城コウ
11/188

2話-3


『シドウカズハ、僕はアンタと話す事は…』


「…霧生ミコについてなんだけどね」


『ッ!!』


「…お話、しよっか」


『…だから、別に話す事なんか…』


「人ってさ、どんなに平静を装っても核心を突かれたら、たいてい動揺するんだ

…君、さっき…」


『…わかったよ

でも、何を話すんだよ?』


「"あの"霧生神子についてどう思うか…教えて欲しい」



("あの"…だと…?)


『えっと…いいけど…そんな事聞いてどうするんだ?』


「…ボクとしては観測対象の心理状態を把握したくてね(ボソッ)」


『え?何、言ってんだ?』


「……君は知らなくてもいいさ」


『……そうかい』


「話してくれないかい?」


『別に…何とも…

ただ、昔の知り合いに似てるな…って…』


「…昔の知り合い…ねぇ…」


『…それだけだよ』


「……まぁ、とりあえずはそういう事でいいよ」


『…てか、いまさらだけど何でそんな事、喋らないといけないんだ?』


「……フフ」


『…?』


「…君には関係無い事だよ

じゃあ、また、ね」


そう言うと司堂一葉は立ち去って行った




『……何なんだよ…』

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