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She≒He≒She  作者: 結城コウ
107/188

20話-1

「…こんばんは」


男は僕が察知した事に気付き


観念した様な口調で挨拶をした


だが、顔は何故か微笑さえ浮かべていた


『………』


「…あ、あの…どちら様ですか?」


「いきなりで申し訳ないが…霧生神子さん、だな?」


「えっ…は、はい…」


-ドクン-


(…ッ?!)


僕はその時


変な感覚が脳を刺激していた


「私と共に来ていただきたいのだが…」


「え…?」


(-------!!)


その時、僕は思い出した


一ヶ月…これと同じ事があった事を


そして、その記憶が欠落している事を……


『ミコ!逃げろ!!』


僕はあの時の様にミコに叫んだ


「え……あ!」


ミコは状況を把握出来ていなかったみたいだが、


僕の言葉通りに走り出した


…自分でもよくわからなかった


根拠は…自分自身の直感


男の身のこなしは


一ヶ月前の女と同じく常人の"それ"ではなかった


見知らぬ…しかも、そんな身のこなしをした怪しい奴に…


ミコの身を預けるなんて出来なかった

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